この日の釣果は、出船した2隻の合計でヒット数33回、キャッチ数24匹。サイズは60〜105cm。私が乗った「第五庄治郎丸」ではキャッチ10匹(0〜2匹)でリリース4匹。『庄治郎丸』ではキープかリリースかは釣り人の判断でOK。キープしたシイラは1人1匹まで帰港後に捌いてくれる。つまり、魚用のクーラーは船に持ち込まなくて良い。1匹キープする場合、釣れたら血抜きをして船のクーラーで冷やしておき、帰港後に捌いてもらい自分のクーラーで持ち帰る。これなら楽ちんだし、釣行中デッキが空くので動きやすい。「これから黒潮が更に突っ込んでくれば、シイラの群れはもっと入って来ます。更なる大型も釣れるようになるし、本ガツオやキハダマグロもやって来るでしょう。相模湾の“ルアー・シイラ”はこれからが本番です」と、船長は日焼けした顔に白い歯を光らせて笑った。熱中症対策を万全にして、是非挑戦して頂きたい。