「釣り人が狙いたい魚が“本命”」と“五目釣り”のような響きだが、この日の“本命”は紛れもなくマダイとマハタ。マダイはワンチャンスを見事に生かして4kgジャストをゲット。マハタは中々厳しい状況の中でも山崎さんは1.5kgオーバー2匹を含む計3匹でトップ。釣行日の1週前には山崎さんは10kgのヒラマサも仕留めたそうだ。小型のジグを用いて狙うSLJ。今まで釣れなかった魚種が釣れるのも魅力だが、このエリアでは勿論この釣法で大型の“青物”なども狙う事が可能だ。今後SLJが新たな潮流を生む事は必至!私自身も今日がSLJ初体験。従来のジギングの概念を覆す気軽さを実感した。船長も「ジギングでヒラマサを狙ったら中々まぐれでは釣れないけどSLJなら『釣れてしまった』が多いに有り得るんだよね」と言う。これならばゲーム性の高いジギングのハードルを大きく下げて楽しむ事が可能だ。まだまだ専門に遊べる船は少ないが、近い将来に確実に存在感を上げていく釣りであることは間違いない気がする。