大津~走水沖・水深70m前後の40~65mを攻略したこの日。竿頭は紅一点の坂野さん(横浜市)。釣果は108cmを頭に22匹と、数字だけ見ると大人しめだが、“指4本”以上の良型揃いで35ℓのクーラーからこぼれる程。また、この日は出なかったが120cmを超すような大物も取材日前後で上がっており、竿頭56本の大釣果も叩き出している。どうやら船長曰く「群れから離れた食いの良い魚」と言うのがキーワードとなりそうだ。体長が1mを超えると釣り味も食味も別格となる東京湾のタチウオ。定番の“刺し身”や“塩焼き”“ムニエル”は勿論、この時期脂の乗った個体は“蒲焼き”や“しゃぶしゃぶ”も絶品。また、この日2番手・元料理人の吴さん(口に天/読み:ゴ)のお薦めは“天ぷら”と、熟成させて“炙り刺し”だとか。『弁天屋』では感染予防対策として乗船人数に制限を設け完全予約制となっているので、釣行日が決まったらすぐに予約を入れて体調を整え、当日は広々とした釣り座でゲーム性の高いタチウオ釣りを心置きなく満喫して頂きたい。