帰りの道中、蘭越町の精進川河口サーフに寄り道してみた。遠浅のサーフだが、ヒラメ、サクラマスやアメマスが狙えるポイントだ。釣り人は誰もおらず、ダメ元でメタルジグを投げてみる。波打ち際には打ち上げられたゴミが点々としているが、そのゴミが無い場所、離岸流が発生しているポイントに狙いを絞ってキャストしていく。サーフでは少し変化のあるポイントを見つけると好釣果が期待できる。ジグは後方重心の細身のものを使用。暫くキャストしているとガツン!とアタリ。緩めにしていたドラグが唸り、竿が高い風切り音を鳴らす。時間をかけて引き寄せると50cm級のアメマス。釣り上げた後もローリングして雪まみれになっている姿を見て寒さが吹き飛んだ。その後30分ほど竿を振り、暗くなってきたので帰路に着いた。釣果はホッケ1匹とアメマス1匹。狙った“宗八ガレイ”は残念だったが、釣れてくれた魚に感謝。毎年2月は魚が釣れない状況が続くため、私は「魔の2月」と呼んでいるが、そんな中でもしっかりと釣果を残せる技術と工夫を身につけていきたいと改めて思う。