暫くすると、「橋の下でもよく釣れますよ」と、相田さんから声が掛かった。お言葉に甘え、その場所を譲って貰った。すると釣れて来たのは“今日一”の16㎝級のハゼ。その後も15cm級交じりで面白い釣りが楽しめた。結局、正味2時間の釣りだったが、トータル釣果は60匹程。10cm以下の小型が半数を占めたものの10~13cmが20匹程、15~16cm級も7、8匹交じった。短時間にしては十分な釣果と言えよう。冒頭に紹介したようにハゼのシーズン本番は“彼岸過ぎ”からだ。“彼岸ハゼ”の時期になれば、17、18cmから20cm級の大型も交じるようになる。今後が大いに楽しみになる釣行となった。市場にはほとんど出回らない“ハゼ”だが、その味が絶品なのは周知の事実。釣り人の特権であるほくほくした揚げたてのハゼ天を是非、味わって頂きたい。