怪魚釣りの世界でもその名を知られる林さんは、ルアーの『強度』も重要視している。それがたとえ小さなサイズのルアーであろうと、彼は妥協しない。それは今年の新製品であるシャッドプラグ、SH-60SPにも当てはまる。このルアーはキレキレでメリハリのあるアクションと、シャッドとは思えない飛距離を出す遠投性能が自慢。なおかつ、強度面においても盤石なのだ。「小さなバス用のシャッドは、ソルトで使うとすぐにフックが開いてしまう。だからと言って、個人的にフックを頑丈なものにしても、今度はジャストサスペンドしなくなりますよね。今年、うちが出したシャッド、SH-60SPは頑丈でなおかつジャストサスペンドする。泳いで、綺麗で、なおかつストロングじゃないとね、ルアーは」林さんは、そう言って、人懐っこく微笑んだ。でも、その眼光には揺るぎなき自信が見て取れた。