暫くして私も参戦。大好きな釣りで有りながら実は2年ぶりのコマセダイ。予報が悪かったので、竿は軽量細身、柔らかめの物を持ち込んで、コマセカゴの穴は3分の2を塞ぐ設定。船の揺れでコマセが出過ぎてしまう対策と、早くコマセが空になると竿に掛かる負荷も少なくなり竿が動き過ぎてしまう。タナが安定しなくなるのを防ぐ為だ。指示ダナ37m。プラス6mで43m。そこから大きく竿を振り上げ2回に分けてコマセを撒く。ゆっくりと振り上げた竿を戻してキーパーの位置で指示ダナに合わせた。数10秒後、穂先が海面に入った。ムーチングアクションの竿が弧を描いて綺麗に曲がり込む。コマセマダイならではの光景。突然の突っ込みも竿が曲がり込んで吸収してくれる。ファイトを楽しんで仕掛けを回収。海面に魚影が見えた。「おおおっ!」、2kg級のまずまずサイズ。続いて船長の指示ダナ通りで2匹のクロダイも上げる事が出来た。「反応を浮かせて釣る」。活性を上げる釣り方は本当に楽しい。時折イナダがあちらこちらでヒットして盛り上がりを見せる。左舷ミヨシ(船首)では正に“乗っ込みダイ”という体型の3kg級も浮上した。今期は長く楽しめそうな雰囲気。更に大型のチャンスはこれからなので是非東京湾のコマセマダイを楽しんで見ては如何だろう。