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【今季絶好調】“坂東太郎”の大アユの引きは天下一品!〈群馬県利根川〉

2023年09月26日公開

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群馬県の山奥にある大水上山からの一滴が支流を集めて形成される大河・利根川は、日本最大の流域面積を誇る。アユ釣りでもつとに有名なフィールドであり、今年は天然遡上個体が絶好調!この川に棲むアユ達はとにかくパワフルで、今シーズン私も全国各地の様々な河川を訪れているが、今季イチの引きを味わわせてくれた!

【この記事を書いたライター】SHOHEY

「舐めたらいかんぜよ、“坂東アユ”!」仕掛け、ハリは強めのものを!

今回が初釣行となった利根川。今週も台風によってあちらこちらの河川が釣行不能になっていたが、この大河は台風の影響を受ける事なく平水を保っていた。
今回は利根川をホームリバーとする地元の方から、ポイントなどを教えて頂き、念願の利根川釣行が叶ったのだ。

「利根川」。どんなに流れが荒く、大きな川なのかと物怖じしていた。しかし、目にした利根川は、勿論、荒い瀬もあるが、女性にも優しい場所もあり、バラエティー豊かな流れが続いていた。因みに、河川敷に駐車場やトイレなどがしっかりと整備されているポイントも多かった。

朝7時30分。ポイントに着いたが釣り人は少なかった。先行者をよく見ると、ん?友釣りではない。コロガシと今流行りのアユルアーの釣り人だった。今回選んだポイントは友釣り専用区ではないので、様々な釣法の釣り人が集まっていたのだ。コロガシで良型アユを掛けているのが見えた。「これはアユはいるぞ!」。 期待に胸膨らんだ。地元の人からアユは大きく、とにかく引きが半端ないので、強い仕掛けを用意してくることを勧められていた。

そこで夜な夜な仕掛け作り。0.1~0.2号の複合仕掛け、ハリは7.5~8.5号のイカリを用意した。竿も大アユ用のもの。「これで大丈夫だろう!」と、この時の私は思っていた…。

まだ見ぬ利根川のアユに翻弄されるなか、救世主が…

初めての川はワクワクするものである。早速、瀬落ちから釣りをスタートすることにした。オトリも良く泳ぐ。「あ~掛かりそ~!」。ガツッ!と強い前アタリが…。しかし、ハリ掛かりしない。何度繰り返しただろうか?追って来るのに掛からない。試行錯誤していると、瀬の流心を攻めていた相方の竿が尋常じゃない程曲がっているではないか!「ありゃ~デ、デカいぞ~」。そのやり取りに私は釘付けになっていた。無事タモ受け。早速ドヤ顔頂きました(笑)。

「私も釣りたい!」。瀬が良いのだろか?と思い、瀬に移動したが、ガツッ!とだけ。オトリを手元に戻すと、必ずと言っていいほど逆バリは外れていて、アタリの強さを感じた。向かいにはコロガシで順調にアユを掛けるおじさまが…。アユに蹴られるたびに天を仰ぐ私が気になっているようだった。

釣り開始から1時間半が経っても、まだ私は“坂東アユ”に出会うことが出来なかった。が、ここで遂にガツガツ、ギュ、ギュイーン。凄い引きだ!竿を絞り引き抜き体勢に…。するとスッコーン!掛かりアユはバレて、オトリアユは天高く舞い上がる。ロケットである。トホホ。回収した仕掛けを見ると7.5号のハリは折れていた。痺れを切らしたコロガシのおじさまが私の元へ。

25cmはある元気な野アユを私にそっと渡し、「ハリは大きめのチラシが良いよ」と教えてくれた。「これで釣れるよ!」と励ましてくれたのだ。おじさま、ありがとう。優しさが沁みた~。想像以上に引きの強い“坂東アユ”!半端な仕掛けでは手にする事は出来なそうだ!周りを見るとドンブリ(アユがかかった時に、オトリと掛かりアユごとイトが切れてしまうこと)をしてしまう釣り人も見かけた。私は野アユとお薦めのチラシバリを持って仕切り直し!段々瀬へと向かうことにした。

 

“坂東アユ”の本領発揮の五段引き!大きく絞られる竿!

流れが複雑な段々瀬にオトリを送り込む。早速ガツッガツッ、ギューギュイーン!強烈な二段引き。ここまでは天然の海産アユで良くある引きなのだが、“坂東アユ”はここからもう一丁ギューンギューン!と引きまくる。竿を立てオトリアユが顔を出したがまだまだ引くぞ~。私の腰も引けまくってへっふり腰である。引きに堪えるのに精一杯。

竿を見ると大アユ竿が大きく曲がっていた。なんじゃこりゃ~。本当にアユなのだろうか?と思ってしまう程だった。バウンドしながらも何とかタモの中に!23、24cm程の天然の海産らしいアユだった。「おじさま~釣れたよ~!」。物凄く大きい訳ではではないのにこの引き。魚体からは想像もつかない力を発揮してくるのだ。これが“坂東アユ”か!この1匹で私はすっかり“坂東アユ”の虜となってしまった。

恐るべし”坂東アユ“!

ここからは、腕の力がもたないのではないかと思うほどの連チャンが!“坂東アユ”の本気が始まったのだ。どのアユも掛かりは良く引きが物凄い。もはや大きさは関係ない。掛かるアユすべてが竿を大きく曲げ、素晴らしい引きを味わわせてくれる。「恐るべし“坂東アユ”!」。夢中で強烈な引きに耐える楽しい時間が続いた。

ここは放流も行なっているが、この時期に釣れるアユはほぼ天然アユとの事。“坂東アユ”は海からここ群馬県まで、暴れ川を遡上してきたアユなのだ。想像を超えるパワーを持って釣り人を待ち受けている。ここのアユはポロポロ釣れるといった感じではなく、釣れる時は連チャン入れ掛かり。釣れない時間はピタっとアタリが止まってしまう。追うアユをとってしまうとそこでは反応がなくなるので、筋を替え、ポイントを替えて探っていく事が釣果アップへと繋がった。渋い時間には止めの釣りも有効で、比較的流れのある瀬で掛かることが多かった。釣れる“坂東アユ”はまだまだ若く、私の引き舟の中で、サビのあるアユを見る事はなかった。

因みにアユルアーでも良型のアユが釣れていた!私自身アユルアーでアユを釣り上げる瞬間を間近で目にするのは初めてだった。利根川では、友釣りにコロガシ、ルアーと「何でもかかって来い!」と言わんばかりの“坂東アユ”が待ち受けているぞ!

大アユシーズンど真ん中!

季節は川の周りの稲穂がこうべを垂れる頃。アユの短き一生も集大成を迎える時がやってきた。まだまだ若い“坂東アユ”だが、これから一日一日終わりの時が近づいて来る。残り少ないシーズン、天下一品の引きを楽しませてくれる“坂東アユ”との一期一会は、忘れられぬ日となってくれる事間違いなしだ!今回出会った釣り人の中には29cmを釣り上げた人も…。“尺アユ”が現れる日もそう遠くはないだろう。

強烈なパワーを持って待ち受ける“坂東アユ”に、私達釣り人も万全の準備をして挑もうではないか!

施設等情報

『群馬漁協協同組合』
日釣り券2000円 年券1万1500円
群馬漁協協同組合

施設等関連情報

■松居釣具店
群馬県渋川市北橘町249
TEL:0279-23-3985
オトリあり1匹600円・遊漁券は阪東漁協日釣り・年券あり
※群馬漁協日釣り券取扱なし
■セブンイレブン前橋川原町西原店
群馬漁協日釣り券取扱あり
     
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この記事を書いたライター

SHOHEY
鮎にゾッコン!ずっと川に浸かっていたいと思う日々を過ごす。3~4月は渓流釣り、5~10月の休みは全てを鮎釣りに捧げ、全国各地を「鮎な夏!」で駆け巡る。主催するアウトドアの団体にて、キャンプや釣り初心者のためのイベントなども開催。
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