オフショアマガジン
2015.7.1号

長七丸・千葉県江見港
千葉県・江見沖。“夏イカ”シーズン到来!!

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千葉県・南房総に“夏イカ”(スルメイカ)のシーズンが到来した。ヤリイカが早めに終盤を迎え、イカファンは、“夏イカ”の本格的シーズンを今か今かと待ち望んでいた事だろう。江見港『長七丸』では、6月21日(土)、トップ55杯の好釣果を上げた。僚船では束越え(100杯以上)も出たとの事。24日(水)、アジとのリレー船に乗った

集合は港に午前3時30分

スルメイカ釣りの朝は早い。集合は漁協前に午前3時30分。車を駐車して待っていると軽トラックが来た。繁田浩行船長が氷を積み込むのと一緒に、クーラー等をトラックに積み込めば、船まで運んでくれる。竿は手で持って行く。乗り込んだのは私を含め9人。全員揃ったところで、舫い綱が解かれ、未だ薄暗いベタナギの海を走り出した。

江見漁港前の階段を上がる
船宿。釣座番号に名前を記入
「第三長七丸」

指示ダナは段々深くなる

航程30分程で江見沖に着いた。太陽が昇る前の朝一番は、先ずフラッシャーサビキでアジを釣る。船長から「ハイ、やって下さい。タナは20~30m」との指示。一斉に仕掛けを投入。右舷ミヨシ(船首)の林浩さん(品川区)が、指示ダナまで仕掛けを降ろし、竿を2、3回煽ってアピールすると直ぐアタリ。竿先がガクガクと揺すられている。「来たよ!」の声で、巻き上げに入った。上のハリ2本にウルメイワシ、下のハリには27、28㎝のアジ5匹がついていた。幸先の良いスタートだ。左舷に回ってみると、皆一斉にリールを巻いている。アジよりもウルメイワシが多く上がって来る。そして暴れるウルメが船縁に当たると、簡単にバレてしまう。船長は2、3分で「30~40m」とタナの変更を指示する。又々「30~60m」と指示が変わった。左舷側もアジが多くなって来た。指示ダナは段々深くなる。この釣りは、船長が魚探を見ての追っかけ釣り。慌てず、ハリ数だけ魚を付けるつもりで竿先がガタガタするまで待ち、多点掛けを狙うのがポイントだ。

2人で170歳のコンビ。いつまでも釣りを楽しんで!
フラッシャーサビキ
30cmオーバーのアジも釣れた

入れ食いタイムは続く

[動画]シーズン到来!アジ・スルメイカリレー釣り
入れ食いタイムが始まった。アジ、アジ、アジのオンパレードだ。魚を外すのももどかしい。桶に入れても、元気なアジは桶を飛び出し、足元でバタバタと跳ねて暴れている。5時頃、漸く太陽が水平線から昇り、辺りを照らしていく。右舷トモの御歳80歳と、その隣に90歳の元気な釣り師が張り切っている。150号のオモリをモノともせず、アジやウルメを取り込んでいく。桶の中は見る見る内に一杯になっていく。タナは110mまで落ちた。仕掛けを降ろせばアジやウルメ、そして時折サバも交じって来る。1時間程アジ釣りを満喫した所で、「スルメイカ釣りに行きます」と船長からアナウンス。仕掛けをフラッシャーサビキから、イカヅノに換えてスタンバイ。

他は足元でバタバタしてます
見る見るうちに一杯になる
途中で何匹かバレてしまいました

80歳、90歳の釣り師も元気一杯

スルメイカも殆ど同じ所での釣り。船長の指示ダナは「100mから下150m」のアナウンス。右舷トモ(船尾)の御歳80歳、能城貞夫さん(君津市)が船中第1号のスルメイカを取り込んだ。話を聞くと「釣り歴は40年になるよ、若い頃は年間70日も釣りに出掛けたけど、スルメ釣りは疲れるね…」と言う。この流しは15分程で移動。

アジ、ウルメの7点掛け
1度に5、6匹掛かったよ
足元で跳ねている

8点掛け、4点掛けも

船長は「今日は潮が動かない」とこぼす。右舷の林さんが単発ながら、取り込んでいる。釣り方を見ていると、電動リールを中低速で巻き上げながら、2、3回シャクリを入れた後、2、3秒シャクリを止め、そして又シャクる釣り方。靜と動を織り交ぜ、イカにアピールし、省エネで多点掛けを狙う釣法と見た。船長から「100mから下160m」の指示。又、林さんが2点掛けを取り込んだ。1人好調に釣っている。イカ釣りに変わってから1時間。林さんが更に竿を曲げて巻き上げている。中オモリを掴み、一手、二手と手繰り出した。イカが水鉄砲を噴きながら姿を見せた。1ツ、2ツ、3ツ…何と8点掛けだ。この乗り渋りの中、一人気を吐いている。左舷側に回り、今日がイカ釣り初挑戦の3人組に聞いて回ると、トモの阿部太一さん(松戸市)は3点掛け、隣の中里大海さん(印西市)は4点掛け、渡辺康弘さん(成田市)は3点掛けを取り込んでいた。活性がグンと上がった様だ。その後は又活性が低くなり、巻き上げ途中で「バレた」と悔しがる場面が多くなって来た。

18cm色とりどりの直結ヅノ
魚探にバッチリ、スルメイカの反応
アジ、イカ。お土産になりました

3点掛けもありました
ダブルで恰好が付きました
仕掛け図

イカヅノにアジ、サバがアタック

時々、直結仕掛けのイカヅノにアジやサバが掛かって来る。160~170mの指示ダナでシャクっていると、“ガクガク”と竿を揺さぶる。イカとは違うアタリ。朝一番、アジ、サバは海面下30~60mで釣れていた魚影が、明るくなるにつれて、海底近くまで下がり、イカヅノにアタックし、横腹にツノが刺さって上がって来る。左舷の阿部さんが、スルメイカを取り込んだところで、沖上がりの時間になった。

阿部太一さん。肉厚が釣れました
能城貞夫さん、元気な80歳
林浩さん、8点掛け

アジ&スルメイカの釣果

スルメイカの釣果は2~32杯。アジは誰もが入れ食いで17~51匹。その他にも、ウルメイワシやサバでクーラーボックスは一杯になり、充分なお土産になった。
船長は、「今日は潮が動かず、スルメイカが皆に回らなかったが、海水温が高位安定する7月から外房の“夏イカ”の本格シーズンに入る。束釣り(100杯以上)も有りますよ」と、今後のスルメイカに太鼓判を押す。“1粒で2度美味しい”アジ&スルメイカのリレー船。出掛けて見ては如何だろう。

(釣りビジョンAPC・飯妻武夫)

今回利用した釣り船
千葉県江見港『長七丸』
〒299-2842
千葉県鴨川市江見青木27-3
TEL:047-096-0474
詳細情報(釣りビジョン)
長七丸ホームページ
出船データ
乗船料金:10,000円(氷付き)
集合3:30 出船4:00 沖上り10:30
貸道具:有り
季節や釣りもので変動あり、予約時に確認要す
その他:宿泊施設無料
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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