オフショアマガジン
2015.12.15号

第三松栄丸・千葉県大原港
千葉県・外房、大原沖のヒラメ、好釣果連発!

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ガッッ…ゴッッ、ゴッッ、ゴッッ…グンンン!「待ってました、このアタリ!」。 ヒラメ独特のあのアタリを思う存分味わいたい!「今季も“好釣”!」という千葉県・外房、大原沖。大原港『第三松栄丸』さんから出船して参りました。現役“主婦アングラー”の『ドタバタヒラメ獲得奮闘記』をお伝えいたします!!

ヒラメがLTで狙えるとは…

大原港「第三松栄丸」立派な船です!
朝の空気がピリッと肌に感じるようになった11月の終わり、サイズ、数共に安定して好釣果が出ている大原沖のヒラメを10年振りに釣りたい!と思い立ち、早速準備にとりかかった。結婚、出産を経て大好きな釣りに復帰、ここ1年でアジに始まり、シロギス、タチウオ、カワハギ、イシダイ、マダイ、シイラにスミイカ、アオリイカとやって来ました。それらの釣りを通して「“LT(ライトタックル)”の時代なのだ」と実感してはいましたが、ヒラメまでもがLTで狙えるようになっていたとは知りませんでした…(恥)。 ですが、今回は、基本に忠実に背伸びはせず、以前ヒラメ釣りをしていた時の“王道”スタイルで挑戦してみることに。胴調子の3m竿に、オモリ80号、小型電動リールにPE3号を200m。仕掛け、防寒装備と準備万端!あとは魚が釣れるのみ。早朝出船に備え、前夜に大原入りし、宿でゆっくり休むことにしました。

ところがしかしなのです!!

何と目覚ましの音は全く聞こえず、顔も洗わず慌てて港へ直行!!集合時間には間に合ったものの、化粧どころか眉毛すら描けず、すっぴんのまんまで、同乗の釣り人と船長にご挨拶してしまいました…(泣)。中井船長に近況を伺うと、「シケ後の数日は底荒れが酷く食いが渋かったので、今日はどうかな?!」とのお話し。ただ、こればっかりは行ってみないとわかりません!「ママ!お刺し身待ってるね!!」と笑顔で送り出してくれた息子を思い出す。「待っていろ!息子よ!」と、意気込み充分で船に乗り込み夜明け前に出船!20分程で大原港真沖のポイントへ到着した。

道糸は何と1.5号!

まずは同乗の諸先輩方の釣り方を観察。流行りのLTで釣りをされている方もいて、タックルを見せて頂きました。見てビックリ!カワハギを釣るタックルに匹敵するようなライトさで、道糸は何と1.5号。オモリも40号位なので、魚を誘う攻めの釣りができ、掛かった後のダイレクトなやり取りも面白いとの事。「なるほどな~」と感心し、「次回はライトだ!」何て考えていると、開始30分程で右舷ミヨシの“お父様”がまずまずの1匹をゲット。それから左舷胴の間(中央)で、“お兄様”のLTがグィンと曲がり、右舷大ドモ(船尾)のベテランさんには良型が!「今日は悪くないよ~!」と船長の明るい声が響くと、私もウズウズ、活きのよいイワシをハリに付けて1投目を投入した。

ファーストヒット!
LTにもこの通り!
ナイスサイズです!!

活きのよいイワシはイケスでストック
今回はオモリ80号で狙います
仕掛け図

海面寸前でハリスがプッツリ

ポイントの水深は、12~18mと浅く、遠浅の地形に“磯根”と呼ばれる険しい根が広がっているのだそうだ。その険しい根は、私のオモリにもゴツゴツと伝わってくる。根をかわし魚のアタリを待つのだが、段々と底の感触だか魚のアタリだかが分からなくなってきた。すると、ガツツ!と大きくひったくられる感触の後、ラインがビビビーーッと走った。それ見た船長が「“青物”かサメだな~!」と言いながらタモを持って駆けつけてくださった。この時季、大原の“磯根”にはワラサ、イナダ、ヒラマサ、サワラなどの“青物”も沢山回ってくるそうだ。期待を胸にリールを巻き、仕掛けまで数mというところで糸がプツリ…。エェェェーーーッ!!そんな~~!!「サメだったら上がってくるけど、サワラだろうね、歯が鋭いから上手い事上げないとプッツリやられちゃうよ!」と船長も残念そう。でもこれから悪夢が…。このプツリが2回続いたのだ…(大泣き)。

切られた魚が気になる…
竿が弧を描いたが!
サメでした…残念…

釣れてる人のマネをするのは釣る為の鉄則!

やっと釣れました!!
私が走るラインと格闘している間にもお隣の“叔父様”、左舷大ドモの“LTマスター”が2kgアップのヒラメをキャッチ。ヒラメは私を避けて…。また1匹、1匹とタモに入るヒラメを見ていて、ふっと私はヒラメいた!「釣れてる人のマネをしよう!」と。これは釣る為の鉄則。早速向いの名人に釣り方を聞いてみた。 「どうやって釣ってるんですか?!」 「わかんないよ~~~…」 「ズコッ…」 「ただ、手持ちで丁寧に根を切ってるだけ」とのお答えが。そうか!オモリを底から切る(浮かせる)のだ!私のオモリは常に底を感じてゴツゴツしていた。ヒラメに餌の活きイワシを見せるには、仕掛けを底から少し浮かせていなければならない事に気付いた。そこで、オモリで根を感じた後、少し浮かせて、根の上に餌を泳がせるように誘うと…、間もなく、ゴッ…ゴッ…ゴツゴツ…ガツッッ!と私の竿先が海面に刺さったのです!!「やった~~!!やっと来ました!!」。そんなに引きは強くありませんが、まさしくヒラメの引きです!!やっとの思いでヒラメをキャッチ!イヤー10年振りのアタリと引きは感動でした(大喜び!)。

名人のイワシにヒラメの歯型が!!
いいなぁ~!
LTでビックサイズ!!

“骨せんべい”も大好評!

アッという間に納竿の時刻を迎え、竿頭は6匹。お陰様で私も型も見ることが出来ました。沖から上がると船長の奥様、恵美さんが笑顔でお出迎え。ここぞとばかりにお刺し身以外の美味しい食べ方を伺いました。骨と皮を塩・コショウしてカリカリになるように2度揚げすると、子供も喜んで食べるとのこと。家に帰って早速挑戦。貴重な1匹の刺し身は極上の鮮度と歯応えで、“骨せんべい”も好評の晩御飯となりました!!本当にご馳走様でした!!

プリップリ!
お酒が進みました!

“女性釣り師”急増の理由は…

一昔前、女性が船釣りするのは珍しかった。しかし、釣り具の進化や軽量化で、女性が手軽に釣りをする事が出来るようになった。また、今回お世話になった『第三松栄丸』の船長さん、そしてお世話をしてくださった息子さん(椋介さん)のような、和やかで親切な船宿さんの応対や、船に清潔なトイレが設置さるようになったことも“女性釣り師”が増えた背景にあると思います。新鮮な美味しい魚が釣れて、大きな海、潮風、沖から見る景色など、大自然を感じながらできる釣りの楽しさを、もっともっと沢山の女性や子供たち、そして釣りをしたことのない方々にお伝え出来たらと思っております。どうぞ宜しくお願い致します!!

中井英明船長(右)息子さんの椋介さん。ありがとうございました!
気持ちいいー!!!

(釣りビジョンAPC・西條 亜弥)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『第三松栄丸』
〒298-0003
千葉県いすみ市深堀45
TEL:0470-63-0085
詳細情報(釣りビジョン)
第三松栄丸ホームページ
出船データ
料金:ヒラメ1万2,000円(活きイワシ・氷・軽食付き)
集合:4:30 出船:5:00
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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