オフショアマガジン
2016.6.15号

第三松栄丸・千葉県大原港
千葉・大原沖の“梅雨イサキ”絶好調! 連日入れ食い!!

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関東地方も梅雨入りしたが、太公望にとっては“梅雨イサキ”が「旬」に入ったとの宣言に聞こえる。早速…と思ったが千葉県・大原港は6月1日から6日まで全船休み。そこで8日、雨模様の予報だったが「梅雨に雨は付き物」とばかり大原港の『第三松栄丸』に出かけた。

小雨の中、4人が集合

深夜に小雨が降り出したので少し早めに家を出た。大原港の魚市場手前の駐車場に午前3時前に到着、既に1台の車が停まっていた。「第三松栄丸」は、駐車場の直ぐそばの岸壁に舫われていた。釣り座は先着順だ。船縁にコマセバケツ用のリングが掛かっているが、その場所に荷物を置くシステム。4時前、中井英明船長と子息の椋介若船長が軽トラにアミコマセを積んで現れた。上乗りを兼ねた若船長の椋介さんも、休み明けの様子を探るため竿を出すとのことで、右舷に4人、左舷トモ(船尾)に1人の5人が釣り座に着いた。4時20分過ぎ、アミコマセのバケツが配られると薄明るくなった小雨の中、女将さんに見送られて岸壁を離れた。

「第三松栄丸」後方には、魚市場や「いさばや食堂」がある
船の舫ってある岸壁のすぐ右手が港の駐車場。近い!
聞けば何でも教えてくれる若船長兼助手の中井椋介さん

指示ダナへコマセカゴを持っていく

コマセを詰めてイサキのタナへ
港を出た船は、ベタナギの海を30分程走って釣り場に到着。「コマセを詰めて準備して下さい」と船長。船首が風上に向けられて「ハイ、やって下さい。タナは13m!」のアナウンス。一斉にコマセを詰めたビシが海中へ。指示ダナ+3mの16mまでビシを落とし込み、仕掛けが馴染むのを待ってコマセを撒く。そして1m巻き上げてコマセを撒く。これを3回繰り返し指示ダナの13mで待った。

船長の合図で一斉に投入開始。「食ってくれ」
指示タナでアタリを待つ
小雨も止んで海はベタナギ、絶好の釣り日和

マダイも交じって3点掛けでスタート!

嬉しいゲストも混じって「やりました」は酒井さん
毎週来ていると言うミヨシ(船首)の酒井幸治さん(茂原市)の竿が、最初のタナ取り直後に小気味よく引き込まれた。海面近くまで腕を伸ばし、抜き上げたのは褐色の良型のイサキ。そして30cmオーバーのマダイが2匹の3点掛け。隣で竿を出していた椋介さんにもイサキの2点掛け。胴の間(中央)の園田金次さん(習志野市)が、「酒井さんが私のイサキの師匠です」と言いながらも2点掛け。1人左舷トモに陣取った戸田雄造さん(台東区)も2点掛けと船上はスタートから大賑わい。私も竿を出したが、タナ取りが悪いのかアタリがない。そこで先糸のナイロンを外し、テンビンをPEの道糸に直結、1m毎の印でタナを確認しコマセを振った。すると、すぐにアタリが来たが1点掛け。しかし、周りでは「ダブルだ」、「トリプルだ」の声が飛び交う。

まずは良型1匹にニッコリ
左舷に1人の戸田さんも3点掛け
スタートから30分もしていないのにこの通り

秘中の付け餌は…

見かねたのか、沖永良部出身で先日まで沖縄に帰っていたと言う園田さんが「これを付けてみなさい」とイカの短冊を下さった。沖縄から持ち帰ったソデイカの身とか。一見軟らかそうだが小さく切ってハリに刺そうとすると硬い。これを付けてタナに下ろすとすぐにグーグーとアタリ。一呼吸おくとさらに強い引きで、リーリング中も強い引き込みは良型の3点掛けだった。園田さんも2点掛け、3点掛けと絶好調。酒井師匠も椋介さんも戸田さんも腕を伸ばしてはハリスをつかみ抜きあげる姿が続く、それもほとんどが28~30cm級の良型はかり

ソデイカの短冊。これを小さく切ってハリに付けたら食いが抜群
「ヨシヨシまたまた3匹だ」とエビス顔
「こいつも良型だよ」と園田さん

私も多点掛け連チャンで追い上げだ
ご愛嬌のゲストはウマヅラハギ。引きは強いのですが…
ベタナギの海から腕を伸ばしてバラさないように抜きあげる

流し直す度に腹太の良型が

ウーン。これは腹パンパンの良型だ。でも連れは少し小振りだな
船がポイントから外れると、強いアタリでウマヅラハギが掛かり出す。船長がそれを見て、竿上げの合図。新たなポイントで仕掛けが馴染むとすぐにアタリ。少し潮が弛んできたのか一時よりバラシが多くなった。酒井さんが「メバルとウマヅラのダブルもそこで落ちちゃった」と苦笑い。「アレ、そこまで来たのにいなくなっちゃた」は園田さん。裏の戸田さんも「アレ、バレた」の声、そんな中、椋介さんは2点掛け、3点掛けと確実に取り込んでいる。

さすが若船長。多点掛けの連チャンだ
「折角海面近くまで来たのにあーバレちゃった」
落ちるなら船中へ落ちてくれ

30mダチでも活発な食い

30mタチに移動しても食いは変わらず活発だ
酒井さん、椋介さん、園田さん、戸田さんらが「もう規定数(50匹)に近いよ」と言う声に「昨日まで休んでいたので、周辺の様子を見に少し沖に出てみます」と船長。僅かに沖に移動したところで「タナは30m、やってみて下さい」。ここでも仕掛けが馴染むと直ぐにアタリがあり、全員良型を1匹、2匹と抜きあげる。群れが異なるのか、ここでの魚は浅場より青味がかっていて魚体もコロッとしていた。ミヨシから順番に「もう規定数になった」の声。私もクーラー満タンに押し込んで、規定数をクリア。全員“梅雨イサキ”釣りを満喫、10時半前の早上がりで港に向かった。

「もうじき規定数の50匹になるよ」
クーラー満タンです
あちらのクーラーもこちらのクーラーも規定数をクリア

白子を抱いて絶品の“梅雨イサキ”を

「今日は潮が澄んでいたけど絶好調。全員が規定数の50匹を達成できました。初心者でも指示ダナに仕掛けを合わせる、コマセの入れかえを小まめにやる、仕掛けを動かしコマセを撒いたら一呼吸待つ、これで旬の抱卵のイサキは食って来ますよ。ただイサキは目がいいので、ハリスの太さに注意してください(仕掛け図参照)。わからなければ聞いて下さい」と船長。 イサキの塩焼き、白子の塩焼きも絶品ですよ! 是非挑戦してみて下さい。

「今日は型も良く絶好調でした」と中井英明船長
おかみさんが陸で待っててくれた
仕掛け図

(釣りビジョンAPC・倉形金幸)

今回利用した釣り船
千葉県大原港『第三松栄丸』
〒298-0003
千葉県いすみ市深堀45
TEL:0470-63-0085
詳細情報(釣りビジョン)
第三松栄丸ホームページ
釣果情報ブログ
出船データ
イサキ予約乗合
料金 : 1万1,000円(付け餌、氷付き)
集合 : 4時00分 出船:4:20分頃 沖上り:11:00
レンタルタックル無料(予約時申し込み必要)
女性専用トイレ完備
午後も一つテンヤで出船中(HPで確認のこと)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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