2026年07月02日公開
テクニックを駆使して数を競うカワハギ釣りがスタンダードな楽しみ方になっているが、今回はもう一つのカワハギ釣りをご紹介する。「大型狙い」のカワハギ釣りだ。仕掛けから竿までタックルを限界まで使い、パワーを思う存分味わえる釣りである。
駅近&好アクセス!気軽に楽しめる久比里港の魅力
車の場合は最寄りが横浜横須賀道路「佐原IC」となり、そこから約10分。夫婦橋を目指すと船宿が対岸に見えてくる。夫婦橋の交差点を渡ると「横須賀東部漁業組合久比里支所」があるので脇を右折し、2つ目の切れ目に「みのすけ丸P」の看板があるのでそこに駐車する。荷物を持ち船宿へ向かおう。
電車でのアクセスも良く、京浜急行「京急久里浜駅」、JR横須賀線「久里浜駅」からともに徒歩約5分。船は宿の前に停泊しているのですぐ乗船できるが、カワハギ船やビシアジ船など、さまざまな釣り物があるので間違えないようにしたい。船宿に着いたら、該当の釣り物の釣り座を確保する看板があるので好きな席を選ぶ。その後、乗船表に記入して受付となる。
楽しい雰囲気の中で準備開始。最新タックルから和竿までさまざまな道具が並ぶのも魅力だ。梅雨時期のカワハギ。最先端の釣りとは少し違った、のんびりとした空気の中でじっくり楽しめる。午前7時30分、白井浩喜船長の操船で久里浜沖へ向かう。
和竿も活躍!大型狙いに効くセレクトとは
タックルは1.8~2.1mのカワハギ専用竿。通常のもので問題ない。ただし、良型1匹と対峙するイメージでじっくり勝負するのも面白い。記者は、2.1mの汐よし製横浜竿(和竿)を使用。型狙いでは長めの竿の方がさまざまな引きに対応しやすく汎用性が高い。リールは小型両軸、道糸は0.8~1号。オモリは25~30号。仕掛けは3本針タイプがおすすめ。ハリとハリスは重要ポイント。近年は交換式が主流で手軽に変更できる。形状・軸の太さ・ハリスの太さに注意して準備したい。コーティング技術の進化により、太軸でも刺さりは良好だ。エサはアサリを使用する。
「アタるのに掛からない」カワハギの難しさと面白さ
航程約20分で鴨居沖に到着。水深は約10mと浅い。開始直後からエサが取られる状況が続き、「アタリはあるが掛からない」典型的な展開。そんな中、左舷でヒット。20cm弱だが確実にパターンをつかみ始める。徐々に攻略が進み、釣果も安定してきた。
尺前後が連発!一気にヒートアップする船上
白井船長は細かくポイントを変更しながら、10~15m付近を流していく。時折訪れる根は絶好のチャンスだ。右舷大ドモで29cmの大型カワハギが上がる。「アタリは小さかったです。良かった」と嬉しそうな声。これを皮切りにサイズアップ。右舷・左舷ともに29cmクラスが続く。引きは強烈で、タモ入れは必須だ。初挑戦のアングラーにも良型がヒットするが、水面でのハリス切れでバラシ。尺前後のサイズだっただけに悔やまれる。大型が掛かった場合は周囲に声をかけ、確実にタモ入れしたい。針折れやハリス切れも発生し、大型の気配は濃厚。スペシャリストたちは細かいアタリを捉え順調に数を伸ばしていく。
ここで「数を伸ばすか」「型を狙うか」の選択肢が生まれる。大型狙いの場合は仕掛け変更が重要。競技向け仕掛けは数釣り仕様のため、大型対応のセッティングが鍵となる。左舷胴の間では和竿を操る女性アングラーに良型がヒット。しなやかなやり取りが印象的だ。さらに右舷では30.5cmが上がり、尺超えの群れが動き出した。
船中最大34cm降臨!記録級ビッグワンの瞬間
記者も釣りを開始。針は太軸、ハリスもやや太めで大型に備える。細軸に太ハリスを組み合わせると結びが甘くなるため注意が必要だ。25cm級を連続ヒットさせるが、掛け損じもあり我慢の展開。そんな中、「モゾモゾ」と違和感。藻に触れるような感触からラインテンションを微調整し、食わせの間を作る。「コン」と小さな違和感に手首で合わせると、底から何かを剥がすような重量感。「タモお願いします」と声をかけた瞬間、強烈な引き。ネットに収まったのは34cmのビッグワン。自己記録更新の1匹となった。船長や周囲からも歓声が上がる。白井船長は「このエリアは型狙いです。良いサイズが出ます」と語る。8月の剣崎エリア解禁を控え、さまざまなポイントで楽しめる『巳之助丸』のカワハギ釣り。じっくり「大型と対峙する」スタイルもぜひ味わってほしい。
施設等情報
施設等関連情報
受付:6~7時
出船:7時30分
料金:10,000円(殻アサリ・氷付き)、11,000円(アサリ剥き身・氷付き)
※小中高生・女性割引あり
レンタル:貸竿(手巻き 300円)
※詳細はお問い合わせ
この記事を書いたライター
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