2026年10月01日公開
インディアンジュエリーの伝道師として知られる小寺康友が、長年追い求めてきた夢の魚・クロマグロに挑む。狙うは「海の黒いダイヤモンド」とも称される巨大魚。しかも一般的なキャスティングゲームではなく、スピニングタックルによるスタンディングファイトで挑戦するという、まさにロマンあふれる企画だ。
クロマグロから受けた厳しい洗礼
挑戦のスタートはエサとなるサバの確保から。順調にエサを揃え、いよいよクロマグロの海へと向かう。
ソナーには何度もクロマグロらしき反応が映し出される。しかし魚はいるのに口を使わない。船の周辺には濃い反応が映るものの、あと一歩のところでヒットに結び付かないもどかしい時間が続く。
この時期のクロマグロはホタルイカを偏食している可能性もあり、用意したサバが当日のベイトに合っていないことも考えられた。自然相手の難しさが浮き彫りになる展開だ。
そして終盤、ついにヒット。
だが歓喜も束の間。強烈な走りの末、80号リーダーを切られてしまう。巨大クロマグロのパワーを見せつけられたまま、初日は悔しい幕切れとなった。
3時間に及ぶ壮絶ファイトの結末
迎えた2日目。
助っ人として吉田氏が参戦し、小寺はベイトタックル、吉田氏はスピニングタックルでクロマグロを追う。ヒット後のファイトは小寺が担当するという作戦だ。
限られた時間の中、鳥山が発生。
海面にはマグロの姿が現れ、一気に緊張感が高まる。船長の指示で仕掛けを投入すると、ついに吉田氏のエサにクロマグロが食いついた。
ヒット直後からクロマグロは猛烈なスピードで走り続ける。
巻いては走られ、距離を詰めては再び引き離される。船長も魚の動きに合わせて巧みに操船し、総力戦とも言えるファイトが展開された。
格闘は1時間、2時間と続き、ようやく魚体が見えた時にはスレ掛かりであることが判明。難易度はさらに上がったが、小寺は諦めない。
そして3時間に及ぶ壮絶なファイトの末、ついに巨大クロマグロを確保。
その重量は実に160kg。夢を追い続けた男が、ついに憧れのターゲットをその手に抱き上げた瞬間だった。
巨大魚との真っ向勝負、そして夢を追い続けるアングラーの執念。『Standing Hunts』らしい迫力とドラマが詰まった一本となっている。
この記事を書いたライター
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