ふじ丸・静岡県戸田港「駿河湾・石花海の大型ヤリイカで初釣りを堪能しよう!」オフショアマガジン|釣りビジョン

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ふじ丸・静岡県戸田港

2018.01.01号

駿河湾・石花海の大型ヤリイカで初釣りを堪能しよう!

駿河湾の恵み、サクラエビ等を食べているため、甘くて美味しいと言われる石花海(せのうみ)のヤリイカ。水深2500mの海底谷から一気にカケ上がる台地状の石花海、駿河湾有数の好漁場として知られている。“パラソル”と呼ばれる大型ヤリイカが釣れることでも有名だ。静岡県・戸田港『ふじ丸』に出掛けた。

釣り場まではキャビンで仮眠

戸田港の「ふじ丸」

西伊豆・戸田へは、東名高速道路・新東名高速道路からのアクセスがよくなり楽になった。カーナビによると伊豆長岡辺りから戸田に至る3つのルートが見つかった。そのうち2つは山越え、もう1つは海沿いのルート。深夜の山道は凍結が心配?少々距離は長くても海沿いの県道17号線のルートを選択した。
午前3時半に戸田港に到着。4時頃、山田真一船長が軽トラで到着すると、釣り人が集まって来た。軽トラに積まれた氷をもらい、船長の采配で手早く釣り座が決められた。乗船名簿を記入して大型船の「ふじ丸」に乗り込む。4時半出船、石花海までは2時間程掛かる。竿はロープ等で船に固定し、船尾のキャビンに入り、6床あるベッドの一つに横になった(「ふじ丸」にはもう一室、4人が横になれるキャビンがある)。

軽トラックで船長が到着
揺れの少ない大型船だ
仕掛け図

いい反応だが、潮が速いぞ、投入は素速く

1投目からヤリとスルメの一荷!

6時45分頃、石花海に到着。「準備を始めてください。開始は7時ですから、慌てなくてもいいですよ」という船長アナウンスに促され、各自支度を始めた。ジャスト7時、「水深230m、準備の出来た人から始めてください」でスタート。右舷ミヨシ(船首)の釣り人が着底即乗りでさっそく巻き上げている。かなり重そうで、電動リールが唸りを上げる。良型のヤリイカとスルメイカの一荷(2杯)だった。これは重い!「幸先よし!」と思ったが、この日は中々難しかった。ポツリポツリとは乗るが、25~30cm級のヤリイカで単発が多い。「潮が速いですから、素速く投入してください」と船長。船が流され反応からすぐに外れてしまい、仕掛けがイカの群れに落ちないのだ。前半は、何とも歯がゆい状況が続いた。「これもいい反応ですよ。投入器で一斉に投入するようにしてください」(船長)。素速い一斉投入は、潮が速い時のオマツリ防止にもつながる。船長はアドバイスとともに積極的に流し替え、あの手この手で攻めてくれた。

私は自作の仕掛けで挑戦
ヨリ取りリングを使う人が多い
「ふじ丸」の投入器

パラソル級のヤリイカにはWカンナが標準

ここで私も竿を出した。パラソル級でもバレにくいWカンナのプラヅノ11cmを6本と赤白の浮きスッテ1本を交ぜた自作の7本ヅノ仕掛けで挑戦。「水深210m。反応は190mから底までビッシリです」と、船長のアドバイスはきめ細かだ。これを聞き逃す手はない。私は、190mからサミングして、群れの上部からの落とし込みで狙った。フワリとオモリが軽くなり、竿先が伸びた。「しめしめ!」。今は、多点掛けは狙わず1杯ずつ大事に獲る。慎重に巻き上げて無事25cm級のヤリイカをゲットした。

朝のうちは小さめヤリイカ中心
よし、ヤリイカのダブルだ!
ポツポツと釣果は伸びた
魚探にはいい反応が出ている
マメにアドバイスをくれる山田真一船長
良型のダブルに思わず笑顔
【動画】石花海シーズンイン!ヤリイカ釣り

「乗った乗った!ヤリイカ釣りはやっぱり楽しい!」

後半は乗りがどんどんよくなった

10時半頃、俄かにヤリイカの乗りがよくなった!オモリ着底から数秒ゼロテンションを保ち、スーッと聞き上げる感じにシャクってみると、私にも“今日イチ”の重み。巻き上げるとヤリイカのダブルだった。もっと重かったはずと、乗っていなかったツノを点検すると、2本にヤリイカの足先と皮が引っ掛かっていた。「バレなければ4点掛けだった。ウ~残念」。同乗者にもダブルやトリプルが連チャン。強い引きに「スルメイカかな?」と巻き上げると肉厚50cm級のでっかいヤリイカだった。「やっぱりヤリイカ釣りは楽しい!」。あっちでもこっちでも乗っている。バラシもあったが終盤まで順調に乗った。
「船長、晴れてきたら乗りがよくなった気がしますね」と聞くと、「朝からいい反応はたくさんありましたが、水深200mの深海ですから、やはり少しでも明るい方がイカも餌を追いやすいんですね」と船長。

型のいいヤリイカが多くなった
私にも50cm級の大型が来た!
重い!ヤリイカのダブルだった
取り込み、嬉しい瞬間だ
神経を切って締めたヤリイカ
1杯ずつ袋に入れて持ち帰る人も

これからが“パラソル”の本番だ!

13時、沖上がり。「ザルがありますので、イカの水を切ってからクーラーに入れてください」と船長。この日は4~15杯と伸び悩んだが、取材日直前には20~40杯の好釣果もあった。今後も期待は十分だ。私が釣った大型ヤリイカ、後から船長に聞いてみたら「“パラソル”はもっと大きいんですよ。例年だと12月からその時期なのですが、今年は少々遅れているようです」。本番はこれからだ。
片付けを終えるとみな銘銘にキャビンへと入り、仮眠を取りながら帰路に着いた。戸田港が近くなると、進行方向には大きな富士山!絶景が目に焼き付いた。

船首側の広いキャビン
船尾側のキャビンにはベッドが
晴れていれば外も気持ちいい
雪化粧した富士山が美しかった
船長と女将の邦枝さん
この日は折り返し夕方便ヤリイカにも出船(結果23~52杯!)

(釣りビジョンAPC・岩見忠弘)

今回利用した釣船
静岡県戸田港『ふじ丸』
〒410-3402 静岡県沼津市戸田289-12戸田観光協会
TEL:090-1474-9396
定休日:元旦
詳細情報(釣りビジョン)
ふじ丸ホームページ
出船データ
ヤリイカ予約乗り合い
料金=1万4,000円(氷付き。女性割引2,000円)
集合=4時 出船=4時30分(13時沖上がり)
※詳細はお問い合わせを
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