松大丸・千葉県千倉白間津

2018.3.1号

千葉県・白浜沖のヤリイカ、早くも春満開でノリノリ!

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2月に入った頃から千葉県・白浜沖のヤリイカが絶好調だ。“パラソル”級のオス、卵を持って味も絶品なメス、大・中・小型が交じってクーラーは大賑わい。花粉よりも早くヤリイカが到来したようだ。温暖な気候で早咲きの草花でも有名な南房総へ“満開”のヤリイカを狙って千倉白間津港『松大丸』に出掛けた。

集合場所は港の駐車場

千倉白間津港は、房総半島最南端にある。館山自動車道・富浦ICを降りて30分程。港に直接集合なのだが、船の位置と集合場所が若干異なるので注意が必要だ。集合場所は駐車場。ナビに「南房総市千倉町白間津838-1」と入力すると『東安房漁協七浦支所』に着く。その前に「『松大丸』駐車場」の看板があるのでそこに車を停めて待機。集合時間が近付くと船長が軽トラックで登場。荷物を乗せて船まで運んでくれる。

10人限定でゆったりと楽しめる

集合は『松大丸』駐車場

連日の“爆釣”ぶりもあって人気も絶大だ。『松大丸』では大型船を保有しているが深場の釣りも考慮して、ゆったり楽しめる10人限定で出船している。釣行当日は勿論満船。釣り座は電話した順なので当日不必要に早く行く必要はない。それでも集合時間の30分前にはほぼ全員が集合していた。天気予報では朝まで強風との事だったので心配していたが、無事出船。行程20分程の白浜沖を目指す。

荷物は軽トラックで駐車場から船まで運んでくれる
フィッシングチェアで楽々フィッシング。サービスのカイロでほっこり
風光明媚な白間津港

タックルは一般的なヤリイカ用、イカヅノは11cm

仕掛け図

“本命”はヤリイカ。スルメイカも交じるがイカヅノは11cmを使用する。数は5~8本。オモリは潮の速さに応じて120号と150号を使い分けるので両方準備しておこう。この日狙った水深は170~210mとそこまで深くはないが、“高切れ”も考慮してリールにはPE4号を300m以上巻いておきたい。

駐車場から見た港。ぐるっと港を回って右前に船がある
沖で迎える日の出
船で買えるヤリイカ仕掛け

沖に出ると波風

この日乗船した「第11松大丸」。大型フル装備船

港を出た時は風が吹いている割には波も穏やか。嬉しい方に予報が外れたかと期待したが、北風を遮る山裏を過ぎ、釣り場に近づくにつれて波風が増した。右舷側は北風で波をかぶってずぶ濡れ。釣り人は船尾に避難。先着の他船から入る無線は「海が悪いな~」、「反応はあるけどポツリポツリとしか乗らないよ」とパッとしない話ばかり。熱い期待に名実ともに水を差される。間もなく釣り場に到着、ウネリを掻い潜って山口一夫船長は少しでも濃い魚探反応を探す。

この日最初の“本命”にこぼれる笑顔
ビール瓶ほどもあるスルメイカとヤリイカのダブル
こちらはヤリイカのダブル

いきなり“本命”が顔を出す!

3点掛け

最初のポイントは水深170m。潮もさほど速くはなさそうなので120号のオモリでスタート。一斉に投入器からシュポッ、シュポッと音を立てて仕掛けが海中に吸い込まれる。無線で「ポツリ、ポツリしか来ないなー」などと聞いていたので心配していたが、投入からほんの数分で最初の“本命”が顔を出した。単発だったが嬉しい初獲物。その後も船中でアタリは続いたが、大きなウネリの影響で上げてくる途中でバレが頻発。上がってくるヤリイカを見てもどうも単発で掛かっているようだ。ロケットスタートとはいかないが、まずまずの出だしと言ったところだろうか。

3点掛け2
3点掛け3
4点掛け

多点掛けラッシュの入れ乗りタイム

スルメイカ交じりの3点掛け

しかし、開始から1時間も経つとギアが2速から一気に5速に上がった。完全な“入れ乗り”状態。着底を待たずに訪れる竿先の違和感。底立ちを取ると既に重い。ここからゆっくりと誘いを入れると竿先にまたズシリと重みが。次々に重くなる。3点、4点掛けは当たり前の状況が訪れた。実は私は2週間程前にも白浜沖を訪れていた。白浜沖ではまず卵を持ったメスの群れが訪れる。それを追うかのように“パラソル”級のオスが訪れる。2週間前も数釣りを楽しめたが、その時点ではまだメスが多かった。しかし、この日は“パラソル”級が頻繁に顔を出す。これに交じって、仕掛けをひったくるように訪れるアタリがスルメイカ。サイズはビール瓶程もあってやり取りが非常に楽しい。

綺麗な発色のヤリイカ
3点掛け
“パラソル”級の3点掛け

沖上がりまで好調続く!

天気予報通りに強風が10時過ぎから弱まり、ウネリも次第に治まって11時過ぎにはベタナギになった。不思議なものでシケていた前半にノリノリだったヤリイカがウネリが治まるのに比例するかのように後半は勢いを失い、また単発に戻ってしまった。バタバタッと釣れ、後はサッパリと言う事も間々あるヤリイカ釣りだが、この日は終始釣れ続き、正午の沖上がりまでアタリが途絶える事はなかった。

5人が50杯超える好調ぶり!

クーラーには新鮮なヤリイカ、スルメイカが沢山

前半の入れ掛かり状態にウネリによって失ったイカの数が痛い。しかし、そのような状況でもトップの中島明夫さんは58杯。そして10人中5人が50杯オーバーを記録した。ほんの一握りの“腕利き”だけが数を伸ばすのではなく、皆が平均的に数を釣り上げられるというのが今の白浜沖の特徴だ。一足早い春を迎えた白浜沖のヤリイカ、これから産卵を迎えるGW明けまで楽しむことが出来る。まだまだサイズアップするヤリイカ。今後が楽しみだ。

後半はベタナギになりました
終始良いポイントを見つけてくれた山口一夫船長
探見丸対応です

(釣りビジョンAPC・丸岡直樹)

今回利用した釣船
千葉県千倉白間津『松大丸』
〒295-0027 千葉県南房総市千倉町白間津211
TEL:0470-43-8044
定休日:第2・4水曜日
詳細情報(釣りビジョン)
松大丸ホームページ
出船データ
ヤリイカ予約乗合 ※集合時間は季節により変更する。予約時に確認の事
料金:1万円(氷付き)
集合時間:午前5時30分
出船時間:午前6時   正午沖上がり
1度の乗船で割引券を配布します(女性割引あり)
投入器無料貸し出し、貸し道具無料(電動リールのセットは2,000円)
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。