代々丸・和歌山県白浜・富田浦 袋港

2018.3.1号

和歌山県・白浜沖のオニカサゴ、人気上昇中!

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今年は節分と重なった『フィッシングショーOSAKA2018』。釣りビジョンブースも大盛況だった。そこで会った和歌山県・富田浦袋港『代々丸』の濱本浩二船長に「何か面白い釣り物は?」と聞くと、「ありますよ!オニカサゴです!」と即答。早速、『代々丸』に出掛けた。

“毒針”を侮るな!

出船前の「代々丸」

この時期の集合時間は午前6時。今回は、沖上がり正午頃を目安とした「午前便」に乗った。釣り人は私を含めて5人。乗船名簿に記入、仕掛けの準備をしながら、常連さんに「以前不覚にもハオコゼに刺されて痛い思いをした」と話すと「心配なら無理せず全て船長に任せた方がいい」と教えて貰った。また、濱本浩二船長からは、「魚バサミやプライヤー等は大きくてしっかりした物を」とのアドバイス。希望すれば、“毒針”の処理は下船時に船長が行ってパッケージングしてくれる。

日の出。この日は終始穏やかな日和だった
予約をすればレンタルタックルでも釣りが可能だ!
探見丸スマート搭載!手持ちのスマホやタブレットが魚探に!

釣り場までは航程20分!

『代々丸』オリジナル仕掛け!

「代々丸」は静かに出船。釣り場は、通称“富田沖”の水深150~200mライン。綺麗な日の出を拝みながら、約20分でスローダウン。船長はスパンカーを広げ、船内にスタートのアナウンスが流れた。仕掛けは天ビン3本バリ、オモリは150号だ。餌は船長から支給されるサバの切り身の他、各自がホタルイカやサンマの切り身、自家製のイカの切り身にサケのハラミ等、バラエティに富んだ物を持参していた。

サケハラミにイカゲソ
船宿支給のサバの切り身
ホタルイカ
第1投!
砂場貴博さんはライトタックル!
オモリの基本は150号

初獲物はギンメダイ!

仕掛け図

二流しして上がって来たのは、オニカサゴでは無くギンメダイだった。船長はすぐに移動を決断した。「小1時間移動します」のアナウンス。その間に「お茶でもどうぞ」と船長。釣り人は暖を取って仕切り直しだ。
ここで船長からアドバイス。「オニカサゴは、浮き袋が無いので巻き上げ途中でも引くのだが、ハリを飲んでしまうとほとんど引かない。口にかかるとハリを外そうとして頭を振る。巻き上げ途中で引かないといって侮らないように!」とのこと。

郡武夫さん
ギンメダイ
すぐに移動となった

繊細かつ大胆!攻めのオニカサゴ釣り!

良型登場!

暫しの休憩、リフレッシュしたところで再開のアナウンス。少し沖目に移動しているが、水深は移動前とさほど変わらない。そしてこの釣りの“定番ゲスト”のユメカサゴが登場、落とし込み中にサバが食って来た後、ポツポツと“本命”が上がり出した。しかし、船長「潮が逆だ…」。そしてオニカサゴは、かなり面倒臭がりな魚らしい。普段は身体を砂泥の中へ埋め、目だけを外に出し、大きなエラも排水しているのは上部の一部だけという徹底ぶり。そして餌を追ったとしてもせいぜい1m程度という。さらにオモリで底を突いて煙幕(餌が底から飛び出したのを演出)を作り、僅かに底を切って餌を食べ易い位置でトレースさせないと口を使わないらしい。ただカサゴらしいと思ったのは、始めの餌をスルーしても、次の餌が目の前に来ると迷わず食って来るという性格。船長はその辺も考えて船を流しているので、誰かが“本命”を釣り上げたら出遅れたとは思わずに集中した方が良いようだ。

アベレージは30~35cm
寺村潔さん、アベレージサイズ!
カガミダイに砂場貴博さんもビックリ!
【動画】人気上昇中!オニカサゴ釣り

この日は“春一番”!

寺村潔さん、サイズアップだ!

「潮が悪い」と聞き、陸地の煙突を見れば南東寄りの強風。この日は中国地方と北陸地方に“春一番”が吹いたようだが、南東寄りの強風は富田沖では紀伊山地のおかげで風裏となり釣り易いのだが、魚にとってはイマイチなようだ。それでもオニカサゴは時折姿を見せる。そして僅かな変化も見逃さず、集中している長澤秀和さんは確実に数を伸ばしていた。そうこうしている内に、煙突の煙は真っ直ぐに。それと同時にアタリも増え出し、良い感じで沖上がりの時間を迎える事が出来た。

郡武夫さん、帰港後の1枚。全員安打達成は比較的早かった!
長澤秀和さんの途中経過。良型を含め“ツ抜け”していた!
オニカサゴが付いている時のオマツリ対処は船長に声をかけよう!

本番はこれから!

濱本浩二船長

高級魚のオニカサゴだが、その“毒針”には要注意。帰港後にトゲの処理をする船長の顔も真剣そのもの。オニカサゴのトゲは硬く、トゲを切るハサミも毎回替えているそうだ。ハサミを使い回すと切った際にトゲが飛んできやすく、目に刺さってしまったら大変な事になるという。船長がトゲ処理を行っている間は少し離れていた方が良い。しかし、そこまでしても食べたいオニカサゴの食味は絶品だ。「オニカサゴは、産卵期が近くなるこれからが本番!」と濱本船長。1度挑戦してみてはいかがだろう。

船尾に備え付けられているトイレ。もちろん水洗!
帰りの船内でパチリ!カップ麺等は常備してあるのでご自由に!
トゲ処理中は近付かないようにお願いします
トゲ処理前のオニカサゴ。こう見ると愛くるしい顔だ!
トゲ処理していないのは”フサカサゴ”。疑わしきは船長に聞こう!
帰りに寄り道『円月島』。現地の案内板と同じように撮ってみた

(釣りビジョンAPC・小川泰史)

今回利用した釣船
和歌山県白浜・富田浦 袋港『オーシャンサポートサービス 代々丸』
〒649-2334 和歌山県西牟婁郡白浜町富田浦袋港
TEL:090-3168-1739
定休日:なし
詳細情報(釣りビジョン)
オーシャンサポートサービス 代々丸ホームページ
出船データ
<料金>
予約乗合制
半日釣行:12,000円(約5時間)
一日釣行:20,000円
深海釣り(キンメダイ、クロムツ):14,000円
※女性は2000円割引、出船時間は要連絡
<交通>
車は阪和自動車道~紀伊田辺IC~紀勢自動車道(無料区間)~南紀白浜IC~R42で串本方面へ約1分
一目坂トンネルを超え、釣具店「釣太郎 白浜店」を過ぎ
約100m右折、富田浦・袋港へ
電車はJR紀伊富田駅か椿駅からタクシー