不動丸・茨城県鹿島港

2018.11.15号

茨城県・鹿島沖のヒラメ解禁!今年も絶好調スタート!

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11月1日、今年も茨城県・鹿島沖のヒラメ釣りが一部先行解禁になった。ヒラメは茨城県の“県魚”、そして、鹿島のヒラメと言えば“大型”の代名詞。解禁当初は“数”も期待出来ることから、この日を待ちに待ったファンは多い。初日は今年も爆釣だった。2日、鹿島港『不動丸』に出掛けた。さて、解禁2日目は如何に!?

6月に完成した新築の“新宿(しんやど)”で受け付け

男宿『不動丸』:大船長が釣り人に「釣れても釣れなくても修行」とよく言っていたことから“男宿”=“男塾”の意味だという噂も

私は今回がヒラメ釣り3回目、まだまだ初心者だ。1回目は1バラシのみ、2回目は何とか1匹ゲット、そして、3回目の今回は関東の名場所・鹿島沖でヒラメ釣り修行となった。が、何か良いことありそうなビビッと来るものがあった。東関東自動車道の終点・潮来ICで降りると、30分程で鹿島港に到着。4時30分集合のところ4時頃に港に着いたが、駐車場はもう満車になりそうな勢いだった。受け付けは、昨年まではコンテナハウスで行っていたが、今年は6月に完成したばかりの新築の“新宿(しんやど)”に変わった。氷を貰い、大きく『不動丸』と書かれた看板から座席札を取り、大型船の「No.101不動丸」に乗った。

2018年6月に完成した“新宿(しんやど)”。朝はここで受け付け
船着き場前の座席表。番号札を取って釣り座を確保
大型船「No.101不動丸」に乗船。大勢のヒラメファンが準備を始めていた

名人!加瀬秀和船長直伝のコツ!!

もう少しで釣り場に到着、夜明けは近い

私が確保したのは右舷胴の間(中央)。既にほぼ満船状態で左舷には9人、右舷には私を含めて7人が並んだが、船が大きいためきつくはない。『不動丸』ではノーマルタックルだけでなくライトタックル(LT)もOK(LTの人はミヨシ(船首)の1段高い釣り座になる)。出船前に加瀬秀和船長に仕掛けや釣り方を聞いてみた。「捨て糸は30cm位に短くして、ベタ底だったりちょい上げだったり、その日のベストなタナを早く見つけることが一番の肝です。そして、ハリスを潮の流れに合わせて、遅い時は50〜70cmと短く、速い時は船が先に流されてイワシが囓られる事が多いので1〜1.2mと長くしてやる。こうした工夫が大事です」。さあ、準備完了、5時20分頃出船した。

仕掛け図
配られた餌のイワシ
こんな風にハリを刺す

次々にヒラメがヒット!凄まじい活性!!

釣り開始!解禁2日目、ヒラメのご機嫌は如何に!?

港を出ると工業地帯の明かりがキレイだ。東の空が白み始めた。多少の揺れはあったがまずまずのナギだ。20分程で釣り場に到着、船長の奥方で上乗りの加瀬美奈子さんが餌のイワシを配ってくれる。皆の準備が整った頃、「はい、どうぞ。オモリは80号を使ってください。1投目は大流しで食い方をみます。慌てて下ろさなくても大丈夫ですよ」という船長のアナウンスでスタート。水深は25m前後。すると早速、左舷胴の間と右舷ミヨシでダブルヒット!さらに左舷ミヨシ!続いて左舷胴の間と右舷胴の間!もう撮影が間に合わない。あちらこちら走り回る。朝のゴールデンタイムの活性は実に凄まじかった。

右舷トモ(船後方)、“本命”ヒラメがさっそく釣れた!
左舷胴の間、やりました!ヒラメです!
美味しそうなマハタも!

合わせは慌てず優しく乗せる感じに

左舷が潮先となり、まずトモの方が見事な竿さばきで良型のヒラメをゲット!

大流しの途中、「間もなくアタリが集中するゾーンに入ります」という船長のアナウンスがあった。その直後、左舷側の数人に同時にアタリが来た!横流し(どてら流し)なので、この流しは潮先となる左舷側からアタリが出始める。『不動丸』では1流しごとに交互に潮先となる舷をかえるので、次の流しは右舷側が潮先となるように流してくれる。アタリがあった全員がハリ掛かりしたら大忙しだが、残念ながら囓られただけの人も出てしまう。船長も「アタリがあったら合わせは優しく乗せる感じでいいですからね。ヒラメの重さが掛かれば自然にハリ掛かりしますのでガツッと合わせる必要はありません」とアドバイス。ハリ掛かりがうまく行くと、1〜1.5kg中心に美味しそうなヒラメが釣れて来た。

左舷ミヨシ、食い込みの良い長竿で快釣!
中~大型が交じりで釣れた
左舷胴の間でもゲット!
左舷胴の間、別の方にも良型!
合わせが強くすっぽ抜け?痛々しい
右舷大ドモ(船尾)の所沢市の荒井さん、納竿までに“上限”10匹をゲットされた

2kg前後の良型が多く交じり始める!

中盤以降は沖目の深場のポイントに移動した。「水深は38m。型狙いです」という船長のアナウンスに皆の期待が高まった。私も「よし、大型だ!」と気合いを入れて仕掛けを投入。船中2kg前後がポツリポツリ上がり始めた。オモリを50cm前後持ち上げたタナでアタリを待った。ゴツゴツッという前アタリ!「ひと思いにガブッとやってくれ!」という思いが通じたのか、ギューンッと竿が絞り込まれた。優しく乗せる感じにそっと持ち上げようとしたが、魚の引きは思った以上に強く、精一杯竿を立てて持ち堪えた。何度か突っ込まれながらも慎重に巻いて、上乗りの美奈子さんのタモ入れで無事2kg級の良型のヒラメをゲットした。

深場のポイントに移動すると良型が交じり始めた!
右舷ミヨシ、可愛いサイズに見えるが1kg絡みだ
右舷胴の間、こちらも1kg絡み
これはいい型でしょ!左舷胴の間
右舷の市川市の弓田さん、最終的に“上限”10匹を達成!
左舷トモでも2kg近い良型!

出た!大型4.2kg!

来た!4.2kg!釣り人は上限10匹を達成された茨城県守谷市の高盛さん

その後も船長は点在する小さな根周りを丁寧に攻めるなど、その時々で最良のポイントを探ってくれた。そして10時過ぎ、周囲の「おーっ!」という歓声とともに、右舷胴の間でこの日最大の4.2kgが上がった!釣り人は茨城県守谷市の高盛さん。数も“上限”の10匹を達成(鹿島灘漁業協同組合では2017年秋から10匹の“上限”を設け資源保護に努めている)。“上限”を達成した人は他にも3人いて計4人、スソでも5匹、型は0.5〜4.2kg、船中16人で126匹の大爆釣!沖上がりの11時を迎えた。帰港後、船を降りて手洗い、氷の追加、昼食サービス、お土産に畑で穫れた野菜まで頂き、至れり尽くせりで帰路に着いた。鹿島のヒラメは12月1日の全面解禁を控え、今後もますます期待大!!

普段は明るく気さくな加瀬秀和船長も、操船中の表情は真剣そのもの
船長の奥方で上乗りの美奈子さん。絶妙のタモ入れで仕掛けと網が絡まらず実に助かった
受け付けの隣の建物で氷を追加、中に入ってサービスの昼食を頂いた
熱々のカレー、ごちそうさまでした
畑で穫れたコマツナをお土産にいただいた
同じくサツマイモ

(釣りビジョンAPC・岩見忠弘)

今回利用した釣船
茨城県鹿島港『不動丸』
〒314-0007 茨城県鹿嶋市神向寺112-4
TEL:0299-83-5553
定休日:第3月曜日・元旦
詳細情報(釣りビジョン)
不動丸ホームページ
出船データ
ヒラメ予約乗合
料金:電話にて確認(餌・氷付き)
レンタルタックル:手巻き1,000円、電動2,000円(要予約)
集合:4時30分
出船:揃い次第
※詳細は問い合わせ。
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。