ヤザワ渡船・大阪府大阪北港

2019.4.1号

大阪湾のメバル、ボトムトレースで釣果アップ!

05_main.jpg

暖冬だった今期、春を告げるメバル(春告魚)の動きやいかに?アクセスも良く、軽いノリで乗船出来る大阪湾、大阪北港に拠点を置く『ヤザワ渡船』の人気メニュー“半夜メバル船”に乗った。

まずは乗船手続きから

ヤザワ渡船店舗の看板。車からでもよく見える

この日は午後4時集合、午後4時30分出船。慣れている人は集合時間に店舗で受け付けをしても大丈夫だが、初めての乗船や受け付け時に仕掛け等を購入したい人は、受付場所である『ヤザワ渡船』店舗は朝から営業しているので、早めに受け付けを済ませ、出船場所で落ち着いて準備をするのが良い。なお、出船時間は季節等で若干変動するが、予約連絡時に集合時間を知らせてくれる。また、出船場所は店舗から車で1分程と近く、分からなければ受け付け時に教えてもらえる。

受け付け時に乗船名簿へ記入
出船場所への地図(店舗から車で1~2分)
『ヤザワ渡船』店舗内では仕掛けも購入可能

神戸沖へ!

週末とあって、「ネレウス5号艇」、「同6号艇」の2隻が出船。出船場所も賑わっていた。私は15人を乗せた5号艇に乗り込み、午後4時30分、2隻同時に出船。共に目指すは神戸沖。小1時間のクルージングでポイントに到着。すると辺りは夕日に照らされて良い雰囲気。水深は10m前後、初心者にもトライしやすい。ただ根掛かりも多いので、予備の仕掛けやオモリも多めに用意があると安心だ。仕掛けを落とす際はサミングしながらゆっくりと。油断すると捨て石の間に一気に落ち、すぐに根掛かってしまう。また、着底後はすぐに底を切り、底ギリギリをトレースするのが基本。オモリで底を叩くとメバルが警戒し、更に根掛かりも多くなる。そして根掛かり時に無闇にシャクるとラインから発せられる音にもメバルは警戒する。日が暮れる前の明るい時間にコツを掴んでおくのも大切だ。

今回乗船した「ネレウス5号艇」
キャビン内には電子レンジにポット。そしてエアコンも完備!
広いキャビン!
釣り座は座席に書いてある番号で案内される
釣り人にも人気の『海遊館』は出船場所のすぐ近く

日が暮れてからが本番!

明るい時間はシラサエビで釣る!

すぐに日は落ち、「ネレウス5号艇」に設置している照明が点灯すると、いよいよ夜釣り本番!そして場所を小移動し、活性の高い群れを探す。夕方のスタート時は20cm程のメバルとガシラ(カサゴ)を1匹ずつ見ただけだったが、小路船長がタイトな操船を続けていると、メバルがパタパタッと姿を現した。スタート時は胴突き3本バリ仕掛けに餌はシラサエビ。完全に日が落ちるとメバル専用のサビキ仕掛けに変更するのだが、タイミングは人それぞれ。ただ、サビキ仕掛けの方がハリ数や仕掛けの全長が長く、広範囲をテンポ良く探れる為、早々にサビキ仕掛けへ変更している釣り人が目立った。そして使用オモリは30号を指定されているが、キラキラと光るタイプのオモリは使用禁止。水深も浅い為、過剰な集魚効果のあるものは逆効果になるようだ。

ポイントに到着すると配られる“シラサエビ”
仕掛け図(シラサエビの胴突き仕掛け)
仕掛け図(サビキ仕掛け)

春の嵐に苦戦!

数日前に大荒れした大阪湾。「雨も降り、相当濁った」と船長。それが回復傾向にある今、メバルの活性がどれだけ上向いて来るかが釣果を左右しそうだったが、数人がパタパタッとメバルを釣り上げた一瞬以降、アタリは途絶えた。魚探に反応は出ているのだが、メバルは口を使わない様子。しかし、たまに釣れて来るメバルはサイズが良い。これは環境の変化に強い良型だけが動ける(口を使う)ようで、他の釣りでも当てはまるのだが、辛抱かつ丁寧な釣りが要求される。そして“底ギリギリをオモリが着底せず”というトレース作業が自然な誘いにもなり、慣れた人の竿が良く曲がるという結果に結びつくのだが、慣れない人はそのような釣りを見よう見まねするだけでも貴重な1匹に近付く事が出来るはずだ。

大移動!そしてサバ!?

ポツリポツリと拾い釣りといった感じで時間が過ぎて行く。アタリは少ないが、来れば25cm級も。そして時計を見れば午後8時。今日はガシラ(カサゴ)の姿もあまり見ないが、やはり厳しいのか。と思っていた矢先、船長から「移動しますから中へお入りください」とのアナウンス。「ネレウス5号艇」は消灯し、阪神エリアへ戻った。一気に戻ってきたのは大阪港の入り口に位置する沖合の埋立地。残り時間も少ない事から、バタバタッと用意する。水深は神戸沖と変わらない10m前後。そして今度は一気に竿が曲がり出したのだが、なんとこの季節の大阪湾でサバ。型が良ければ良いのだが、なんとも言えない30cmクラス。私も思わず「この季節にサバって釣れないですよね」と、この日上乗りをしていた醒井さんに尋ねたところ「釣れない釣れない」と返答。これも暖冬の影響だろうか?それとも餌が豊富なのだろうか?そんな事を思っていると、忘れた頃にメバルが釣れた。神戸沖と状況は違えど侮れない。ちなみにサバが掛かるとオマツリ騒ぎとなってしまう為、「明らかにサバの引きなら一気に巻き上げてください」と船長。そして延長戦へ。

穂先がググーッと舞い込むのを待つ
移動の甲斐あり!初メバル!
メバルゲット!
メバルの他には小アジも!
この季節にサバ。サバが掛かれば一気に巻いてお祭りを回避する
寒い中、女性も最後まで頑張っていた!

気配は濃厚!

船長の厚意での延長戦突入。何とか1匹でも多く釣って貰いたいという思いが伝わって来る。その思いを釣り人も感じ、気温が下がって行く中、黙々と打ち返している。その恩恵を受けた釣り人が何人か出た午後10時30分、終了のアナウンスが流れ、沖上がりした。今回は春のシビアな環境にシケ後というコンディションがメバルの活性を下げてしまったが、そんな中、ガシラよりもメバルの活性が高かった事、シケ前は安定した釣果だったという事を考えると、気温と共に上がりやすいこのエリアの海水温だけに、今後は良型交じりの“連掛け”も期待出来るだろう。

釣らせる思いが強い小路船長
上乗りの醒井さん
帰港時に綺麗だったコスモタワー

(釣りビジョンAPC・小川泰史)

今回利用した釣船
大阪府大阪北港『ヤザワ渡船』
〒552-0014 大阪府大阪市港区八幡屋1-9-24
TEL:06-6573-7712
定休日:なし
詳細情報(釣りビジョン)
ヤザワ渡船ホームページ
出船データ
(料金)
渡船:大人・高校生1,700~2,000円・中学生1,400円・小学生900円
釣り船:大人7,000円、女性・子供6,500円
※詳細は船宿のHP参照
(交通)
阪神高速16号大阪湾線・九条もしくは天保山ICすぐ
大阪市営地下鉄中央線「朝潮橋」駅より徒歩5分
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。