オフショアマガジン

2019年5月15日号

千葉県・南房総、乙浜沖のイサキ、旬の梅雨時に向けて視界良好!

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年間を通して温暖な気候の千葉県・南房総。少し早い春の訪れと共に開幕を迎えるのがイサキ釣り。旬の梅雨時に向けて数、サイズ共にウナギ昇り。今年も順調なスタートを切り、連日のように協定匹数の50匹達成者続出との事。居ても立ってもいられずに乙浜港『信栄丸』に出掛けた。

最も人気が高い「梅雨イサキ」

南房総は温暖な気候で、色彩々の花々が春先から景色を彩る。この景色が見られる頃に開幕するイサキ釣り。通年楽しむ事が出来る魚ではあるが、やはり旬は梅雨時。GW頃からお腹に白子や真子を持ち始めて初夏に産卵を迎える。その為梅雨時は餌をたっぷり食べ、体に脂肪を蓄える。「抱卵イサキ」や「梅雨イサキ」と呼ばれ、この時期は最も人気が高い。

船に直接集合。駐車は船の前の壁際に
船に直接集合。駐車は船の前の壁際に
船宿は港前。船から50m
船宿は港前。船から50m
朝から船長と釣り談義
朝から船長と釣り談義

『信栄丸』は「釣りの楽しさ」をとことん追求

『信栄丸』のイサキ釣りは、南房総の他の船と少し異なる。この地域では唯一「LT(ライトタックル)イサキ」を提唱する船宿で、60号のビシカゴを利用する宿がほとんどの中で40号と軽めのビシを使用する。安田仁船長はいかに釣りを楽しめるかを追求している船長の一人で、LTを提唱しているのも「LTなら楽しいから!」というのがその理由。

LTに使う40号のビシカゴ。船で借りられる
LTに使う40号のビシカゴ。船で借りられる
おしりに敷くクッションや仕掛けのマグネット板は嬉しいサービス
おしりに敷くクッションや仕掛けのマグネット板は嬉しいサービス
付け餌はバイオベイト
付け餌はバイオベイト

LTを推奨するのは楽しいから!

それではLTは何が楽しいのか?これは全てのLT釣りに通じる事で、まず軽いから魚の引きがダイレクトで楽しい。誘い続けても疲れないから楽しい。そして子供や女性でも気軽に釣りが出来て楽しい。「LTの小さめのビシカゴでは釣果に影響するのでは?」と考えるかもしれないが、結論は影響なし。そもそも魚影の濃い南房エリアなのでビシカゴの大きさ程度では全く釣果に影響しない。ならLTにしない手はないという事だ。

船でも買えるイサキ用仕掛け
船でも買えるイサキ用仕掛け
イサキ釣りはアミコマセで魚を寄せる
イサキ釣りはアミコマセで魚を寄せる
仕掛け図
仕掛け図
大型船に12人限定。釣り座はくじ引きで決定(グループは要相談)
大型船に12人限定。釣り座はくじ引きで決定(グループは要相談)
リールは軽い手動が断然お勧め
リールは軽い手動が断然お勧め

コマセワークの3点の注意をしっかりと守ること

魚影が濃い南房総だけあって釣り場も港前から数分、遠くても20分程度。この日はまず港前のポイントからスタート。指示ダナは19m。ハリス分3mを足した22mまでビシカゴを落として、2、3回に分けてコマセを撒き、指示ダナで待つ。船長がその日の状況に応じてコマセの撒き方を細かく指示してくれる。「ビシカゴの上窓を1/3ほど開けて下窓は全閉」。「ビシカゴに入れるコマセは半分位。あまり詰めるとかえってコマセが出にくい」。そして「コマセはメリハリをつけてしっかりと撒く」の3点。

ワンハンドで出来るのがLTの強み
ワンハンドで出来るのがLTの強み
“鶏魚”とも書かれるイサキ。とさかの様な背ビレは要注意
“鶏魚”とも書かれるイサキ。とさかの様な背ビレは要注意
硬いヒレ対策で魚掴みは必須のアイテム
硬いヒレ対策で魚掴みは必須のアイテム

渋い時こそしっかりとコマセワーク!

連日の好釣果が嘘のように前半戦は静かなスタート。船長がイサキの群れの上に船を当てているので反応は大きく出ているのだが口を使わない。急に海水温が下がったのが原因のようだ。船長はこういう状況の時こそ「しっかりとコマセを撒いて魚をやる気にさせる事」と「置き竿ではなく、しっかりと誘いを入れる事」の2点を追加で指示。しかし、それでもなかなか口を使わない。船長も少しでもやる気のある反応を見つけようと流し直す。朝に「乙浜沖のイサキはジャンボサイズがメイン。縞の残るウリンボはほとんど交じらないよ」と話していた。しかし、この日の食いの悪さを見て、致し方なくサイズを犠牲にしてでも数の期待できるポイントに移動を決断。

一荷(2匹)釣り
一荷(2匹)釣り
狙い通りの追い食い
狙い通りの追い食い
タナを合わせる事が重要
タナを合わせる事が重要
魚探反応は朝からビッシリ
魚探反応は朝からビッシリ

2㎏オーバーのヒラメも顔を出した

この数狙いのポイントでコマセを撒き続ける事30分。やっとポツリポツリと釣れ始めた。このポイントはイサキだけでなく“ゲスト”も豊富。タカベ、アジ、ウマヅラなどが顔を出す。拾いきれないアタリはどうやらイワシの群れ。周りを見ると海鳥が沢山。すると、イサキの追い食いを待っていた人の竿先が一際強く引き込まれた。上がってきたのは2㎏を優に超えるヒラメ。イワシを追い求めて色々な魚がいるようだ。

驚きの2㎏オーバーヒラメ。イサキの泳がせ釣り?
驚きの2㎏オーバーヒラメ。イサキの泳がせ釣り?
マトウダイも交じった
マトウダイも交じった
メジナも
メジナも
塩焼きが絶品のタカベ
塩焼きが絶品のタカベ
やっと食いが立ち始めた
やっと食いが立ち始めた
“本命”を上げて喜びも一入
“本命”を上げて喜びも一入
【動画】楽しさトコトン追求!LTイサキ釣り

移動後は30㎝オーバーのジャンボイサキ入れ食い

足元の桶がイサキで埋まって来た。海水温も上がってチャンスと判断した船長。乙浜沖名物のジャンボイサキを狙って10分程移動。これが吉と出た。30㎝を超えるイサキが入れ食い。私もここで竿を出したが「誘いが合う」と言うのが肝。食いが立つと簡単に釣れるイサキだが、より多くの数を狙うなら誘い方が明暗を分ける。この日のイサキは置き竿では中々数を伸ばせなかった。しかし40号と軽いビシなのでいつものペースでシャクるとビシが動き過ぎてしまうのか食いが良くない。竿先だけキビキビ動かす程度の誘い方が良いようだ。私もこの日の誘いが分かってからは入れ食いを堪能。お父さんと一緒にGWの釣りを楽しみに来た田野邊君(10歳)は2連続で3点パーフェクトを達成。

狙い通りのジャンボイサキ
狙い通りのジャンボイサキ
ジャンボイサキが一荷(2匹)です
ジャンボイサキが一荷(2匹)です
このサイズの一荷は嬉しいですよね
このサイズの一荷は嬉しいですよね
お父さんの田野さんは流石の腕前
お父さんの田野さんは流石の腕前
ついにはジャンボイサキトリプル達成。引きが重過ぎます
ついにはジャンボイサキトリプル達成。引きが重過ぎます

最終的には規定匹数50匹クリア!!

序盤の食い渋りがたたって「数が今日はいまいち…」と船長がぼやいていたが、池沢さんは規定匹数の50匹。私も後半から30匹。しかも1匹のサイズが大きいので大満足の釣果でこの日を終えた。帰宅後に魚を捌くとまだ白子も真子も小さかったが、今後梅雨に向けてどんどん成長していく。今後が大いに楽しみだ。

イサキで埋まる桶
イサキで埋まる桶
サービス満点の安田仁船長
サービス満点の安田仁船長
下船後は船宿でお茶を一杯
下船後は船宿でお茶を一杯

釣りビジョンAPC・丸岡直樹

今回利用した釣り船

千葉県乙浜港 『信栄丸』
〒295-0101 千葉県南房総市白浜町乙浜1299-3
TEL:0470-38-2427
定休日:第2・4水曜日
釣果・施設情報 信栄丸 ホームページ

出船データ

LTイサキ五目乗合
乗合料金:1万1,000円(餌・コマセ・氷付き)午後船は1,000円引き
午前船 午前5時集合 午後船 午前12時集合
(時期により時間は変わるので要問合せ)
定休日:毎月第2・4水曜日

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※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。