オフショアマガジン

2019年5月15日号

東京湾のメバル&カサゴ。数釣り爆釣モード継続中!

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メバルとカサゴ。共に東京湾の人気根魚だが、メバルは、「春告魚」とも書くように春を代表する魚。そしてカサゴは通年狙えるが旬は初夏。旬は若干ずれているものの4月から5月にかけては、一緒に楽しめる絶妙の時期。今年のメバルは好スタートを切った。カサゴはいかに?東京・東大井『船宿いわた』に出掛けた。

今シーズンのメバルはここ数年で一番

東京湾奥のメバルフリークが心待ちにする2月1日の“解禁”。東京湾に春の訪れを告げる魚の代表格。今年も例年通りに開幕して3ヶ月。シーズンも後半に差し掛かりつつある。古高亘船長に今シーズンの状況を聞くと、「ここ数年では一番いいよ。何しろアタリが多い。サイズも25cm級の良型がコンスタントに交じるし、言う事なしです」という。

都会にいなせな船宿『船宿いわた』
青い看板を目印に
タヌキ君がお客様をお出迎え
スカイツリーの大きなオブジェが印象的

カサゴは早くも数釣りモード突入!

一方のカサゴ。こちらは通年狙える魚だが、一番食いがたつ時期が梅雨前から初夏にかけて。つまり、これからがシーズン本番。既にメバル船の“ゲスト”としてコンスタントに顔を出しているようだ。カサゴの専門船ではサバの身餌で狙う船が多いが、『船宿いわた』では活モエビで狙う。

駐車場は台数限定なので事前に予約が必要
岩田丸と書かれた場所に駐車
受け付けでカップラーメンを受け取りいざ船へ
いわたはカワハギ釣りでも高い実績を誇る

目まぐるしく変わる景色を楽しむ

『船宿いわた』は、東京・東大井と都会のど真ん中にある。ここからメバル&カサゴの好ポイントである横浜本牧沖まで約1時間。しかし、そのちょっとした小トリップが東京の湾岸地域、羽田空港、京浜工業地帯、ベイブリッジと目まぐるしく変わる都会の景色で飽きることがない。アッという間に水深16~19mの本牧埠頭周りのポイントに到着した。

『船宿いわた』では、屋形船も出している
待合室には過去の戦歴。71cmのマゴチも
“一竿風月”釣りをして、自然に親しみ、この世の雑事を忘れる
本日はメバル・カサゴ船

長めのメバル専用竿が好ましい

使用するタックルは、基本的にはメバルに合わせる。2.4m前後と長めの専用竿が好ましい。メバル用の竿は胴から曲がるのでしっかりと餌を食い込ませ、そして根掛かり必至のポイントでも柔らかめの竿がその防止に役立つ。目の良いメバルに仕掛けを見切られないために、使用するハリスは1.2号。3本バリの胴突き仕掛けで活きたモエビを餌にする。

活モエビが餌
船宿と船で買える専用仕掛け
オモリは20号を使用
仕掛け図

活モエビのつけ方は丁寧に

活きたモエビが良いアピールを出来るように餌のつけ方には拘りたい。まず、モエビの尾羽根をハサミでカット。この時に少しだけ尾羽根の根元が残るようにする。そしてハリを尾から丁寧に刺して、尾から丁度2関節くらいの場所で背中側に抜く。こうすると水中でモエビが回転することはない。

尾羽根を少し残してカット
完成形はこんな感じ

朝一の主役はカサゴ

前日吹いた風の影響でポイントが限定される中、午前8時半に船長の合図でスタート。初のメバル&カサゴ釣りに来た岸田さん4人グループ。全員貸し竿。「本当に初めて?」と疑いたくなるような違和感のない誘いで岸田さんがいきなりカサゴを掛けた。前半戦に主役となったのがカサゴ。まだ本格シーズン前で小型がメインだったがコンスタントにアタリが出る。

朝一はカサゴでスタート
いいサイズのカサゴも交じる
美しい模様のカサゴ
初めて釣れたカサゴ
東京湾に“キリン”の群れを発見
綺麗に積まれたコンテナに感嘆

メバルは良型中心

埠頭内に停泊する多くのコンテナ船の間をすり抜けるように、メバル&カサゴの好みそうな場所を探す。“根魚が好みそうな所=根掛かりのリスクの大きい場所”である。油断をすると掛かった魚が根に潜って根掛かり。細心の注意をしながらカサゴを掛ける。カサゴ中心でのスタートだったが1時間程経った頃からメバルが顔を出し始めた。掛かっているハリは3本の内の一番上。どうやら少し浮いているようだ。「今シーズンのメバルは良型が多い」との前情報通り、この日もコンスタントに良型が交じった。岸田さんの竿にプルプルッと訪れる小型のカサゴのアタリとは明らかに異なる力強い引き。この日最大のメバルを上げた。

メバルが交じり出した
狙い通りのメバルが釣れました
マルイカも釣れちゃいました
初めてでも釣れました
岸田さんは良型カサゴを
2本竿で挑み、メバルをゲット

トップは合計66匹!!

カサゴは引き続きコンスタントに釣れる。メバルとは対照的に一番下か、下から2番目のハリに掛かってくる。「カサゴを釣るならオモリと交換」と言われるほどに根掛かりを恐れずに海底付近を攻めないといけない。オモリがトーン、トーンと海底を叩くようなイメージ。ベテランの清水さんは小さなアタリもくまなく拾っていく。この日は終日アタリが途絶えることなく、最終的に66匹のメバル&カサゴを釣り上げた清水さんがトップ。メバルだけの数で言えば、なぜか私の間合いがこの日のメバルと相性が良かったようで12匹を上げる事が出来た。

清水さんは何と66匹
綺麗な模様のメバルです
笠をかぶったような頭の“笠子”

カサゴは、これからが“本番”

メバルはいよいよシーズン終盤。そしてバトンを受け継ぐ形でカサゴは活性が上がり最盛期に突入する。今後は主役のカサゴの状況に合わせてカサゴ乗合船となっていくそうだ。『船宿いわた』では、カサゴ船だけでなくLTアジ船、シロギス船、そして灼熱の中での人気ターゲット“照りゴチ”船も出していくそうだ。

良型のメバル
埠頭の景色に萌え~
岸のこんな近くを攻める時も
優しく教えてくれる古高亘船長

釣りビジョンAPC・丸岡直樹

今回利用した釣り船

東京都 東大井 『船宿いわた』
〒140-0011 東京都品川区東大井1-25-3
TEL:03-3471-1322
定休日:毎週火曜日
釣果・施設情報 船宿いわた ホームページ

出船データ

メバル・カサゴ乗合
料金:9,300円 (税込)(餌、氷付き)
女性、子供(小中学生)割引あり。
貸し道具有500円

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※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。