2026年02月19日公開
釣り好きに「食べて美味しいイカは?」と尋ねれば、必ず上位に挙がる“マルイカ”。ケンサキイカの若魚で、濃厚でねっとり甘い身質は格別だ。そのマルイカが真冬の静浦沖で“連日束超え”。しかも夜の浅場で、である。「これは急いでイカねば!」と向かったのは、静岡県沼津・静浦港の『第八幸松丸』。噂の“早夜便マルイカ乗合”に乗船した。
アクセス良好、沼津静浦港!
静浦港は東名高速・沼津ICから約30分。ナビには「静岡県沼津市獅子浜243-1」と入力すると迷いにくい。初訪問なら、船宿HPの「アクセス」で集合場所を事前に確認しておきたい。
“早夜便”は15:30出船~22:00頃沖上がり。釣法はゼロテン釣法中心のスッテ、またはイカメタルのどちらも可能。予約時に希望を伝えれば釣座の調整もしてもらえる。
取材日は強風予報で出船を2時間遅らせることになったが、それでも出船90分前にはほぼ全員集合。準備は滞りなく進み、ピンクのデッキが印象的な『第八幸松丸』は夕陽差す駿河湾へと出船した。
ポイントは港を出てすぐ!
離岸からわずか10分、水深30m。ポイントの“近さ”も静浦の魅力だ。魚探には反応が出ており、竿先にもアタリらしき動きがある──だが乗らない。前日の爆釣情報があるため、船内の期待値は高い。陽が沈み、風が収まり、集魚灯が灯る。条件は整っていく。
移動後、大ドモの森さんが巧みに1杯目をキャッチ。ここからポツリ、ポツリ。手の合った釣り人は連発する場面もあるが、アタリは散発的。触るが掛からず、掛けても単発。浅場の25~27mを回り直すと、小さな時合いが訪れ、パタパタっと取り込まれるが後が続かない。
“反応の割に難しい日”の典型と言える展開だった。今季は一回り良型が交じるため、イカメタルでも十分成立。イカマット使用率は100%、投入器は使わないスタイルだ。中乗りさんのレクチャーも丁寧で、ビギナーでも釣果に結びつけやすい。
船長に訊く夜マルイカのコツ
『第八幸松丸』松坂孝憲船長に、今季のマルイカの状況を伺った。
──例年と比べて今季のマルイカはいかがですか?
船長「毎年この時期、マルイカはやんないさ。冬はヤリイカをやってて、そしたらマルイカ見っけて。いるのが分かったもんで“やろうかな”って感じですね。例年やらないのはサイズが小さいからだけど、今年のは一回りデカい。メタルでも何でも着いたから“やってみよう”って感じですね」
──イカメタルも楽しめる状況なんですね
船長「普通、冬場はゼロテンにこだわった人だけの釣りだけど、今季はそうじゃないからイイかなって感じで」
──ビギナー向けのアドバイスは?
船長「道具が良くなってるから、専用竿、感度の良いタイラバ竿、あとは細い糸。PE1号前後かな。スッテはだいぶ小さいの使い始めてるけど、150とか200杯近く釣ったときは何やっても着いたね。プラヅノに偏る日もあるし、潮回りで“大きいのを触る”ときがあるのかもしれんね」
冬の異例フィーバーだけに、固定観念は禁物。スッテもツノも幅広く用意して挑むのが賢明だ。
釣況V字復活、第八幸松丸は「やってる時が釣れる時」!
取材日の竿頭はゼロテンで辛抱の釣りを続けた三矢さんの7杯。前日トップ88杯からすると“釣果の谷間”の1日となった。しかし翌日は竿頭128杯を記録。その後も束釣りやそれに迫る釣果が続いている。
例年なら初夏以降が盛期の沼津マルイカ。冬場の好調は異例だ。「いなくなればやんないけど、いるうちは捜してやってみる」船長の言葉通り、今は“いる”。
2026年、この冬の静浦沖フィーバーを見逃す手はない。
今回利用した釣り船
〒410-0105 静岡県沼津市馬込135-1
(カーナビには静岡県沼津市獅子浜243-1と入力)
TEL:090-2578-8218
定休日:元旦のみ 釣果・施設情報 第八幸松丸ホームページ
出船データ
料金:1万1,000円(氷付き)
集合:午後2時30分
出船:午後3時30分頃(集まり次第)
この記事を書いたライター
6歳から釣りに親しみ、海・川・釣堀・湖のルアー・フライ・餌釣りに節操なくのめり込む釣り好き。2019年JGFA沖釣りサーキット・総合優勝/2010年JGFAオールジャパンゲームフィッシングコンテスト・マダイの部・優勝(10.2kg)…他
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