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茨城県・日立久慈沖のテンヤマダイ、初夢100万円のチャンス!

2020年01月01日公開

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新年の初釣りにお薦めと言えば、新生1周年を記念して「100万円チャレンジ!」なるキャンペーンを実施中の茨城県・日立久慈港『日正丸』。年の始めの運試し、マダイを釣って100万円GETに挑戦しよう!!

アクセス良好、日立久慈港

日立久慈港へは、カーナビに「久慈町漁協(茨城県日立市久慈町1丁目1-2)」と入力。走り易い常磐自動車道・日立南太田ICからおよそ15分とアクセスが良く、走行距離の割に近く感じられる筈だ。『日正丸』の乗船場所は船宿HPに動画と車窓の画像で詳しく案内されているので、初めての際は要チェック。車は船縁に手が届くほど近くに停められるのも基礎体力低めな小生には嬉しい。集合時間になると山縣船長が到着して受け付けスタート。名簿の記入と乗船料の支払いを済ませ、餌と釣り座に敷くクッションを受け取る。全員揃ったらクジ引きで釣り座を決定、乗船となる。氷は船首に置かれたクーラーボックスに入っているので各自のクーラーボックスへ。こうして出船準備は滞りなく整い「第八日正丸」は定刻よりちょっと早めに出船した。

アタリ多く、出足快調!

ややウネリはあるが、穏やかな海を走ること40分弱。パラシュートアンカーが投げ込まれてスタート。日立沖、水深34m、根回りの釣り場。根掛かりに注意するよう船長から促された。最初に魚を取り込んだのは安藤さん(水戸市)。早速写真に収めた小生に「もっと大きいの釣りますから」と頼もしい言葉。その後も様々な“ゲスト・フィッシュ”に交じって“本命”のマダイが取り込まれた。時折、猛烈なアタリと走りを見せる大物と思しきヒットがあったのだが、惜しくもこの日はその顔を拝めず。1kg前後の食べ頃サイズと同じ釣り場、同じタナにビッグサイズが回遊している模様なので、油断なく万全の心構えとタックルで臨みたい。

 

ビギナーにも安心のサポート態勢

『日正丸』で特筆なのが、レンタルタックルの充実とビギナーにも安心な上乗りさんのサポート態勢。取材日も上乗りの凉空(りく)さんが、ビギナーの女性に道具の扱い方から餌付け、釣り方の手ほどき、掛けた後のやり取りからタモ入れまで、徹底的なケアをしていた。しかも釣り師としての腕も確かなので、アタリの出し方や合わせのタイミングなど見ているだけでも参考になる。同じく船長の奥さんで社長の沙織さんも釣り人のお手伝いに余念が無く、船長もお茶を入れてくれたり、キャビンに消毒液や絆創膏が用意されているなどアメニティもキメ細やか。女性や子ども連れでも快適に釣りが楽しめる工夫と努力が垣間見られる。

美味しい“ゲスト・フィッシュ”たち

一つテンヤ・マダイの楽しみの一つに、マダイの他に釣れてくる“ゲスト・フィッシュ”が挙げられる。今期、“絶好釣”で茨城県沿岸を沸かせているヒラメ。コマセでなくテンヤのエビ餌で釣った個体は食味もひと味違うワラサ。下処理して何日か冷蔵庫で寝かせると大変美味しくなるマハタ。釣って直ぐ皮を剥いで身欠きにすれば、臭みも無く格段に美味しく食べられるウマヅラハギ。近年人気急上昇のホウボウも定番の“ゲスト”だ。冬が深まるに連れて美味しくなるメバル、カサゴ、ソイなどの根魚も嬉しい。更に取材日にはグッドサイズのマダコも上がった。また、日本国内では決してメジャーな魚ではないが、フレンチではムニエルなどの高級食材となるマトウダイは、これから旬の季節、鍋にもお薦め。ヌメリをきっちり落として、酒で洗った肝臓と一緒に煮るのが美味しく食べるコツ。こうした多彩な釣果は釣魚料理の幅もぐっと拡げてくれるので、家に帰ってからの楽しみもより一層膨らむ筈だ。

船長に訊く“一つテンヤ”のコツ

水深も30~40mと浅く、着底やアタリの取り易い日立沖の一つテンヤ・マダイ。良型を釣るコツを山縣雄太船長に訊いた。「他の魚や細かい(個体の)アタリが多いタナに餌を止めて置かないことです。魚探の反応が3mあったら、狙ったサイズのマダイが釣れるタナを捜して、タイの釣れたタナを重点的に釣る」と船長。実は取材日もタナを徐々に誘い上げ、反応より上で掛ける釣りがサイズアップに功を奏した。『日正丸』では“タイラバ”や“タイジグ”も同船で楽しめるので、大物を狙うならこのアドバイスを心に留めて置きたい。また、今後は海水温低下に伴い50m以深を攻めるケースも想定されるので、8~10号のテンヤも用意して臨めば転ばぬ先の杖になるだろう。

驚きの還元率、100万円チャレンジ!
海水温が安定してきて、釣れる数もサイズもアップしてきたと船長も太鼓判を押す日立沖のマダイ。話題の「100万円チャレンジ」は、10kg以上のマダイを釣ったら、釣った人それぞれに100万円の懸賞金が約束されている。更に1kg以上のマダイを釣った人から抽選で1名に100万円が当るWチャンスになっているので、参加資格は1kgアップ1匹ごとに与えられ、当選確率は5匹釣れば5倍、10匹上げれば10倍と期間中どんどん積み上げられる。その結果、還元率は宝くじや競馬よりずっと高いことにお気づきだろうか。楽しく釣って、更に100万円ゲットのチャンス。2020年のお正月は縁起の良いマダイ釣りで、年の始めの運試しをお楽しみ頂きたい。

今回利用した釣り船

茨城県 日立久慈港 『日正丸』
〒319-1222 茨城県日立市久慈町3-25-21B-1
TEL:080-4181-1091
定休日:第3月曜日 釣果・施設情報 日正丸 ホームページ

出船データ

一つテンヤ・マダイ乗合(予約制)
集合時間:午前5時30分に船着場へ
出船時間:午前6時
乗合船料金:1万1,000円(氷・餌1パック・昼食付き)
レンタルタックル:1,000円(予約時に確認を)
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

川添 法臣
釣りビジョンAPC
6歳から釣りに親しみ、海・川・釣堀・湖のルアー・フライ・餌釣りに節操なくのめり込むツリキチ。2019年JGFA沖釣りサーキット・総合優勝/2010年JGFAオールジャパンゲームフィッシングコンテスト・マダイの部・優勝(10.2kg)…他
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