オフショアマガジン

2020年1月1日号

千葉県・洲崎沖のアオリイカ!ドーンッと大型好調!!

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陸っぱりのエギングでアオリイカを釣ったことがあるだろうか?大型がドーンッと乗った時の根掛かりのような重量感は堪らない。千葉県・洲崎港『佐衛美丸』では、あの感動を船釣りで味わえる。今シーズンもいい日には最大1.2kgでトップ10~13杯を記録している。大型シーズン真っ直中の今、挑戦してみた。

予約順に乗り込んで釣り座を確保

千葉県・房総半島最先端の岬、洲崎は太平洋から東京湾への玄関口で、海の交通の要所であると同時に、沖合いは海流が複雑に流れる一級の釣り場でもある。この洲崎の南側に位置する洲崎港が『佐衛美丸』の母港だ。「佐衛美丸」は揺れの少ない大型船で、船長の早川忠信さんは気さくで面倒見がとても良い。船体はきれいに磨き上げられ乗っていて気持ちが良い。“午後アオリイカ”は12時30分集合、船着き場近くの専用駐車場に車を停め、コンテナの事務所で受け付け、荷物を持って桟橋へと移動して船の前で待機。船長が予約順に名前を呼ぶので、呼ばれたら乗り込んで好きな場所に荷物を下ろす。13時、「佐衛美丸」は舫を解いた。

房総半島最先端の“洲埼灯台”
洲崎港から程近い安房国一宮・洲崎神社
パイロンが目印の『佐衛美丸』駐車場
駐車場内のコンテナで受け付け
停泊中の「佐衛美丸」
船長に名前を呼ばれたら乗り込む

ベイトタックルで海面からのタナ取り

タックルは陸っぱりのエギングとはちょっと違う(仕掛け図参照)。まず、竿とリールは“スピニング”ではなく“ベイト”だ。道糸とハリスの間に中オモリ(10号で統一)を入れ、ハリスの長さは4m。ここで大事なことが1点。船長に釣り方を聞いたところ、「仕掛けは真下に下ろします。この時、オモリを底に落としません。上(海面)からの深さで“エギのタナ”を指示します。『30m』と言ったら、エギより先に沈む中オモリを上から26mで止めます。さらにエギをハリス分の4m沈め、ぴったり上から30mのタナに合わせます」。正確なタナ取りのためには1mマークの入った道糸が必要だ。この釣り方だと大型の潜む深場も狙えるのだ。

仕掛け図
様々なカラーのエギ
使用するエギを船べりの棚に並べておく
大型はタモで掬う
飛び出し防止ネットを持ち込む人も

シャクリ&フリーフォールでポイントを探る

「陸っぱりのエギング同様、シャクっては竿を下げてフリーフォール、これを繰り返して釣ります。使用する3.5~4号のエギは、1m沈むのに2.5~3秒かかります。だから、2mシャクったらフリーフォールは5~6秒、シャクリ幅が3mなら10秒後にはまたシャクる。とにかくエギが動いていないと乗りません。飽きずにどんどんシャクってください。今日は潮が澄み加減なので、エギの色はナチュラル系中心にローテーションするのがいいかもしれません」と、船長。まず、“エギダナ30m”の深めの場所からスタートした。エギをシャクって誘いながら、船の移動でポイントを広く探る。さあ、大型とコンタクトできるか。

700g前後のアオリイカ
エギにアカハタがアタックして来た!
1kg級の大型だ!

根掛かりを思わせる大型!ゆっくり巻き上げる

皆さんのシャクり方を見ていると、“素早い大合わせ”という感じの鋭いシャクリだ。鋭くシャクるのは深い水深でもエギにキレのある動きをさせ、エビが海中で飛び跳ねる様を演出するためだ。フリーフォール中は頭をやや下に向けてゆっくり沈んで行く。こうしたエギの動きをイメージするのも重要だ。アオリイカが乗るとシャクった瞬間竿が大きく曲がり、まるで根掛かりのようだ。大型なら暫く浮いて来ない。強引に巻き上げるとバレてしまうこともあるので、巻き上げはゆっくり慎重に。取り込みは、まず中オモリをつかみ、ハリスを弛めないように手繰る。アオリイカが船体にくっつかないように抜き上げても良いが、大型はタモで掬う。

州埼灯台が間近に見えるポイントを狙った
良型500g前後
ちょっと可愛い300g
【動画】午後からのんびり!アオリイカ釣り

初釣りは大型アオリイカにチャレンジ!

日没間際の時間帯は、アオリイカ釣りではゴールデンタイムとなる。辺りが闇に包まれる頃、船に照明が点いた。「良い時間だ!」と、皆さん口々に言うが、どうもこの日の潮をアオリイカは気に入らなかったようで、いつもの調子が出ない。18時頃沖あがり。この日は0.3~1kgが0~4杯。竿頭は左舷大ドモ(船尾)の館山市の鴇﨑さんで、1kgの大型も釣り上げた。「今日は良い潮がなくて渋かったですが、なんとか大型が見られて良かった。本来なら今が一番“型物”が揃う時期なので、潮が直れば期待大です」と、船長。令和最初の年明けには是非大型アオリイカにチャレンジして頂きたい。

「あは、小さいけど釣れた!」とピースサイン
竿頭は大中小交じりで4杯
気さくで面倒見の良い早川忠信船長

釣りビジョンAPC・岩見忠弘

今回利用した釣り船

千葉県 洲崎港 『佐衛美丸』
〒294-0316 千葉県館山市洲崎1-228
TEL:080-8095-1991
定休日:毎月第2・4水曜日(祭日の場合は翌日)
釣果・施設情報 佐衛美丸 ホームページ

出船データ

午後アオリイカ予約乗合 ※先着8名様限定
料金=8,500円(氷付き)
集合=12時30分(受付)
出船=13時
沖上がり=18時頃
※詳細は問い合わせ

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。