釣りビジョン

東京湾・マダコ、昨年に続き、今年も“爆釣”沸き続き!!

2020年07月01日公開

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マダコの本場、兵庫県・明石で火が点いたエギタコ・ブーム。2019年の東京湾マダコ大発生の追い風に乗って、関東圏でも瞬く間にポピュラーな釣法となった。果たして今年のマダコの沸きは?待ちに待った6月20日、千葉県・長浦の『こなや丸』に出掛けた。

まずは電話で予約を

『こなや丸』のエギタコ船は完全予約制。釣行日が決まったら、まずは電話を。お陰で週末でも船上はゆとりがあって釣り易く、ソーシャルディスタンスも万全だ。乗船前の受け付けは、国道沿いの店舗で行う。到着したら店先にある「乗船順位プレート」の番号札を持って、店内で受付票に記入する。カウンターで乗船料を支払い、乗船時に必要となる番号札と、港に車を停める際にダッシュボードへ掲げる駐車証を受け取る。港までの道順が分からない場合は、その旨を伝えれば案内図をくれるので初めてでも安心。入口脇の冷凍庫からペットボトルの氷を貰って、港へ向かう。途中、コンビニがあるのも有り難い。船の前に車を停め、荷物を降ろす。船長から船のマイクで案内があってから番号順に乗船となる。かくして滞りなく出船準備は整い「第16こなや丸」は定刻10分前に出船した。

竿入れからノリノリ好釣!

穏やかな海を走ること30分、五井沖の釣り場に到着。水深8m、根掛かりの少ない“ガラ場(マダコが貝殻と一緒に上がってくる釣り場)”の釣り。慣れた釣り人はアンダーハンドでエギを投げて広範囲を探る釣りを展開。1投目から“新子”(今年生まれた小振りなマダコ)を掛けたのは山崎さん(千葉市)。その後も各釣り座でポツリポツリと“新子”が上がり、派手さこそ無いが「良く釣れるなぁ」という印象。時折、元気な仔ダコに交じって2kgに迫る良型も掛かって来るので気が抜けない。1時間程この釣り場で肩慣らしをして、初めての釣り人もマダコのノリを体得した頃、船長は岸寄りの障害物周辺の釣り場へ移動。根掛かりは避けられないがノリも増え、船中の杯数は確実に増えていった。

 

初挑戦でも釣果充分!

この日「エギタコは初めて」と言う森澤さんご夫妻。昨年、テンヤで初めてマダコ釣りを体験、今回はエギタコに初挑戦するという。「面白かったら専用竿を買ってみようと思って」とビシアジ竿とタチウオ竿で臨んでいた。確かに専用竿はエギを踊らせる小突きにも、海中からマダコを抜き上げる取り込みにも絶妙で優れているのだが、軽くてバット(竿元)が強い先調子の竿なら手持ちの道具で代用が効き、手軽にチャレンジ出来るのもタコエギの魅力と言えるだろう。これからの暑い時期、ずっと小突き続ける釣りだけに「“半日船”って言うのも良いですね」とは奥さん談。面倒な餌付けがなく「芋・蛸・南瓜」と言われる女性が好む食材であるためか、女性アングラーが多いのもこの釣りの特徴だ。結果は2人で15杯と上々の釣果。きっと今頃は釣具屋さんでエギタコ専用竿を探していることだろう。

船長に訊く「エギタコのコツ」

今シーズンのマダコの模様を小沢一滋船長に訊いた。「沸きは去年に続き“良い”と思います。ただ、エリアが狭いんで、千葉沖周辺が多くなってますね。去年は神奈川県側も沸いてたし、長浦も沸いてたし、千葉沖も沸いていて船が分散してたんですけど、今はここに集中してて、船数も多くてそうとう叩かれてる」とのこと。この点でも釣り場から近い長浦の『こなや丸』は一夕の長あり。更にこの日は釣れるマダコを見つける船長の的確な状況判断や釣りの組み立てが功を奏した。エギタコのコツを尋ねると「“早合わせしない”ことですね。『あ、乗った!』と思ってすぐに合わせちゃってる人って、大抵掛かりが悪くて外れちゃったりするんです。慣れた人ほど乗ってからしっかり抱くまで、重みがしっかり“カチッ”となるまでそのまま動かしてますよね。動かしてれば逃げないです、押さえに来ますから」と船長。これはマダコの基本にして究極のテクニック。覚えておきたい。

【動画】沸いて賑わい!餌木タコ釣り

“蛸頭”18杯、沸きの良さは“お墨付き”!

ガラ場から障害物周り、地形変化の釣りまで、様々な釣り場を巡ったこの日。竿頭は18杯、最大は2kg弱。船中138杯で6人がツ抜け(釣果10杯以上)達成と皆さん笑顔の沖上がりとなった。サイズも数釣りも楽しめる東京湾のエギタコ釣り。お手軽かつテクニカルな釣り味は勿論、スーパーで売っている輸入物とは格の違う“江戸前マダコ”の美味しさを是非、お楽しみ頂きたい。

今回利用した釣り船

千葉県長浦 『こなや丸』
〒299-0265 千葉県袖ケ浦市長浦拓1-1-111
TEL:0438-62-2707
定休日:毎週火曜日 釣果・施設情報 こなや丸 ホームページ

出船データ

エギタコ乗合(完全予約乗合い)
集合時間:午前5時30分までに受け付け
出船時間:午前6時
乗合船料金:午前船7,200円(氷付き)
※午後船6,200円
     
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この記事を書いたライター

川添 法臣
釣りビジョンAPC
6歳から釣りに親しみ、海・川・釣堀・湖のルアー・フライ・餌釣りに節操なくのめり込むツリキチ。2019年JGFA沖釣りサーキット・総合優勝/2010年JGFAオールジャパンゲームフィッシングコンテスト・マダイの部・優勝(10.2kg)…他
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