オフショアマガジン

2020年7月1日号

今が旬!大原沖で‟梅雨イサキ“を狙う!

02_index.jpg

6月19日、新型コロナウイルス感染防止の為の移動自粛要請が全国的に解除された。感染予防には十分に配慮しつつ沖釣りの楽しみを取り戻して行きたい。この時期、沖釣りのターゲットといえばイサキが外せない。産卵期のイサキは真子(卵)や白子(精巣)がたっぷりと入り「梅雨イサキ」と呼ばれ、旬の味覚に惹かれる釣り人も多い。そんなイサキが、数型共に狙える千葉県・大原港『長福丸』に出掛けた。

船宿から下りるとすぐに船着き場

船宿へは「千葉県いすみ市大原10398-22」でナビをセットするとよい。大原港前の大原交差点を港方面に入り、最初の信号で右折、暫く進むと船宿の看板がある。集合時間の午前4時少し前時船宿の駐車場に到着。すでに多くの釣り人たちが集まっていた。早速待合所で受け付けを済ませる。『長福丸』では、長靴やライフジャケットの無料レンタルもあるので必要なものをここで調達する。クーラーボックスなどの荷物は、軽トラックで港まで運んでくれる。船宿の前を下りると直ぐに船着き場があり氷を受け取り乗船する。この季節の港には蚊がいることが多いので対策をしておきたいところだ。準備が整った4時20分過ぎ、定刻少し前に片舷8人ずつ満船の16人で出船した。

船宿の看板
船宿の看板
船宿の待合所
船宿の待合所
荷物は港まで軽トラで運んでくれる
荷物は港まで軽トラで運んでくれる
氷は港で受け取る
氷は港で受け取る
停泊中の長福丸
停泊中の長福丸
準備風景
準備風景
アミコマセを釣り座に配置
アミコマセを釣り座に配置
キャビンに消毒液もある
キャビンに消毒液もある

航程40分程でポイントに到着

暫く振りに海に出た。頬を切る風に懐かしさを感じながら朝焼けの中、ポイントまで暫しの待機。40分程でポイントに到着。すると船長よりアナウンスが入った。「コマセカゴの上の穴は4分の1位開けて上の穴からパラパラ出る程度で、下は全部閉じちゃってください。コマセの量は多過ぎても良くないので指示ダナ2往復くらい探れる量にしてください。タナは3m前後の幅でアナウンスしますので、その範囲を探ってください。リールのカウンターはズレていることもあるので、タナ取りは必ずラインのマーカーでとってください。タナはカゴの位置でとってください。仕掛け分下したりしなくていいですよ」と、細かなアドバイスをしてくれた。『長福丸』の船では、風でハリが飛ばないように船縁に磁石が埋め込まれている。

朝焼けの中ポイントを目指す
朝焼けの中ポイントを目指す
付け餌のイカタン
付け餌のイカタン
一番の下のハリにイカタンを付ける。他は、空バリでOK
一番の下のハリにイカタンを付ける。他は、空バリでOK

6時を過ぎる頃には全員「型」を見る!

「はい!いいですよ。(タナ)13~10m」と、船長の合図で一斉に仕掛けを投入。数回の潮回し後、右舷前から2番目の橋本さんがシャクリを入れて30秒程待ったところでゴン、ゴン、ゴンと竿を叩く元気なアタリ。一呼吸置いてゆっくり大きく合わせると、乗った。途中の引き込みをいなしながら慎重に巻き上げてくる。船縁に顔を出したのは“本命”のイサキだ。「今季初のイサキ。黄金に輝いて脂が乗っていて旨そうです」と、嬉しそうな橋本さん。ラッシュこそないがポツリポツリと釣れ続き6時を過ぎる頃には全員「型」を見た。

おいしそうなイサキ
おいしそうなイサキ
“本命”のイサキが来た
“本命”のイサキが来た
メジナも混ざる
メジナも混ざる
毎週通っているという常連さん
毎週通っているという常連さん
イサキをゲット
イサキをゲット
どうだ
どうだ
やったよ
やったよ
良い反応が出ている
良い反応が出ている
仕掛け図
仕掛け図

「イサキはタナを釣れ!」

俗に「イサキ釣りはタナを釣れ」とよく言われる。仕掛けを指示ダナの下限まで落し、馴染んだらコマセを振り約50cm巻いてまたコマセを振る、これを3回程繰り返したらアタリを待つ。同様の動作を繰り返し指示ダナの上限まで来たらもう1度下限から探りなおす。2往復したら回収し餌を入れ再投入する。“アタリダナ”を見つけたら、次の投入は集中的にそのタナを狙って効率良く釣る。食いの渋い時は1匹ずつ確実に上げる方がよいこともあるが、多点掛けを狙っていくのも楽しみの一つだ。タナさえ守れば初心者でも比較的に簡単につれるので沖釣りの入門にも最適だ。

仲間同士で“本命”をゲット
仲間同士で“本命”をゲット
来た、来た、来た!
来た、来た、来た!
イサキが来た
イサキが来た
こちらはメジナ
こちらはメジナ
やったー
やったー
サイズアップ
サイズアップ
桶も溜まってきたよ
桶も溜まってきたよ
良型を追加
良型を追加
初チャレンジでイサキが釣れた
初チャレンジでイサキが釣れた

タナをとらえろ!イサキ釣り

多点掛けのコツ

上乗りの鈴木さんにイサキの多点掛けのコツを聞いた。「1匹掛かるとイサキは元居たタナまで潜ろうとするから仕掛けが縦になる。それを利用してハリス分ゆっくり巻まきながらコマセの中をハリを通すようにすると多点掛けを狙えますよ」と親切に教えてくれた。

一荷(ダブル)でゲット
一荷(ダブル)でゲット
やりました
やりました

38cmの大型も上がる!

大移動も含め、何度か流し替えのあと8時半を過ぎた頃から再び食いが立ち、一荷(ダブル)もしばしば。9時過ぎ左舷胴の間の久保さんにこの日最大の38cmの良型も上がった。ご夫婦で毎週『長福丸』に通っているという常連の手塚さんのクーラーも満タン。釣った魚は、知り合いの居酒屋さんで料理してもらっているそうで「食材が調達出来た」と、嬉しそうに話してくれた。11時、定刻通りの納竿となった。

やった良型イサキ38cm
やった良型イサキ38cm
高級ゲストのマハタも
高級ゲストのマハタも
クーラーも満タン
クーラーも満タン

船長に聞いたこれから

「今日は、ちょっと水温下がり気味で濁りがきつくて渋かったですが、後半ダブルもあって持ち直しました。今は‟梅雨イサキ“の時期で大きいサイズも交じり、白子も入って美味しいイサキが釣れるのでお勧めですね。これから夏にかけて水温も安定するので期待出来ると思います」と船長。数・型共に狙える大原沖のイサキ、是非出掛けて頂きたい。

お世話になった藤井大佑船長
お世話になった藤井大佑船長
下船後は冷たいお茶とカップラーメンが用意されている
下船後は冷たいお茶とカップラーメンが用意されている

釣りビジョンAPC・金井 直行

今回利用した釣り船

千葉県大原港 『長福丸』
〒298-0004 千葉県いすみ市大原9823
TEL:0470-62-0603
定休日:第1・3月曜日
釣果・施設情報 長福丸 ホームページ

出船データ

イサキ乗合(9月頃まで)
料金:1万1,000円(税込)餌・氷付き(女性、小・中学生割引あり)
※クレジット・電子マネー支払可能
無料仮眠所、無料温水シャワーあり
出船:午前4時00分集合 4時30分出船 11時30分沖上がり

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。