オフショアマガジン

2020年11月15日号

千葉県・大原沖で一つテンヤ・マダイが絶好調!!

02_main.jpg

千葉県・外房、大原沖の一つテンヤ・マダイは、この時期、数釣りに沸く。元気の良いマダイが活発に餌を追うため、入門者でも楽しめ、経験者にはステップアップのチャンス。大原港『富士丸』に出掛けた。

駐車場所が以前と変わったので要注意

都心部から大原までは約100kmだが、東京湾アクアラインや圏央道(首都圏中央連絡自動車道)を利用して市原鶴舞ICで降りると、そこまでの距離感は感じない。空いている時間帯に直行すれば2時間程で着くと考えていいだろう。『富士丸』のこの時期の集合時間は、午前4時15分に船着場。駐車場は道路を挟んだその反対側にあるが、よく分からない場合は船着場入口に車を停めて待っていると若女将が案内してくれる。船着場で体温を計り、手指をアルコール消毒してから受け付け。氷を貰って船に乗り込む。出船は準備が出来次第だが、5時には出ると考えていい。辺りはまだ真っ暗。まずは朝まづめのチャンスタイムを狙う。

岸壁から3隻目が「富士丸」
岸壁から3隻目が「富士丸」
船着場で受け付け
船着場で受け付け
非接触体温計
非接触体温計
首元で体温を計った
首元で体温を計った
若女将の坂下みち子さん
若女将の坂下みち子さん

色々試して“当たりテンヤ”を探し出す

細い竿に小さめのスピニングリールを付けている人が多い。1日手持ちで誘う釣りなので道具は軽い方がいい。左舷ミヨシ(船首)、ベテランの市川市の半田さんによると、「今の時期は水深が浅いので、釣り始めは5号位のテンヤから試します。潮の速さなどによって重さを変え、同時にテンヤの色や形も試行錯誤して、“当たりテンヤ”を探ります」との事。餌の冷凍エビは海水に浸けるなどして溶かしておく。ハリに刺す時は、尾バネをハサミで切り、次に孫バリを頭部に刺し、最後に親バリを切った尻尾の先から腹側に、エビが真っ直ぐになるように刺し抜く。5時30分頃釣り場に到着、いよいよスタートだ。

細めの竿に小さめのリール
細めの竿に小さめのリール
きれいに整理されたテンヤ
きれいに整理されたテンヤ
付け餌の冷凍エビ
付け餌の冷凍エビ
こんな風にハリに刺す
こんな風にハリに刺す
>仕掛け図
仕掛け図

朝は大きめの餌で良型マダイを狙いたい

坂下隆一船長がパラシュートアンカーを投入、船が安定したところで、「水深は26m、根掛かりが多いので、テンヤが底を切るようにして釣ってください」というアナウンスでスタート。右舷ミヨシの八千代市の星さんは、「秋のマダイは型より数という感じですが、朝まづめの時間帯だけは大型を狙いたいと思って、朝イチは大きめのエビを選んで付けるようにしています」との事。それが功を奏してか、船中最初のマダイは星さんがゲット!続いて「いつも夫婦で釣行しています」とおっしゃっていた右舷トモ(船尾)2番の小林さん、さらに大ドモ(最船尾)の奥様も仲良くマダイをゲット!

「よし、乗った!」
「よし、乗った!」
「大きめの餌で釣れました!」
「大きめの餌で釣れました!」
中層に濃い反応が!
中層に濃い反応が!
「やった!釣れた!」
「やった!釣れた!」
「ちょっと可愛いけどマダイよ」
「ちょっと可愛いけどマダイよ」
桶の中で元気に泳ぐマダイ
桶の中で元気に泳ぐマダイ

船長のアドバイスで2kg級のイシダイをゲット!

開始から1時間と少し過ぎた頃、船長から「イシダイが上がったよ!」と声が掛かった。行ってみると2kg前後の立派なイシダイだった。釣り人は、左舷胴の間(中央)の国分寺市の庭田さん。「一つテンヤは約5年振りで、釣り方をすっかり忘れてしまって、船長に教えて貰いながら何とか釣り上げました」。船長は、「今アタリがあったでしょう。下げないでそのまま待ってグッと曲がったら合わせて。今だ!」とアドバイスをくれる。残念ながらこのアタリはハリ掛かりしなかったが、庭田さんは船長のアドバイスのお陰でしっかりコツを掴んだようだ。その後もポツリポツリとマダイを釣り上げた。

2kg級の立派なイシダイ!
2kg級の立派なイシダイ!
「和竿が好きで拘ってます」
「和竿が好きで拘ってます」
和竿で釣れた1匹!
和竿で釣れた1匹!
「今日はどうもバレちゃうなぁ」
「今日はどうもバレちゃうなぁ」
「やっとハリ掛かりしたよ」
「やっとハリ掛かりしたよ」

“上からのタナ取り”からの“落とし込み”が有効!

改めて船長に釣り方を聞いてみた。実は、私は2年前の丁度今頃、同じ『富士丸』で初めて一つテンヤのマダイ釣りを経験したまだ初心者。「この辺は根掛かりが多いので道糸のマークを見て上からタナを取った方が良い。アナウンスした水深の1、2m上で止め、落とし込みなどで誘ってやる。テンヤを底に着けないで釣るのが理想」との事。「マダイも興奮してくるとタナが上擦ってくるし、根掛かりして切れたらテンヤも時間ももったいないからね」。“目からウロコ”だった。11時頃沖上がり。この日はマダイ0.3~0.7kg、0~5匹。ゼロの方も含め皆さん可愛いサイズを4、5匹はリリースしていてアタリは楽しめた。潮が流れず、絶好調だった前日までの釣果と比べると半減。この日は本来の釣果ではなかった。後日リベンジだ。

「よっしゃ~!マダイ!」
「よっしゃ~!マダイ!」
「可愛いからリリースするか」
「可愛いからリリースするか」
1日誘い続ける釣りだ
1日誘い続ける釣りだ
後半、少し型が良くなった!?
後半、少し型が良くなった!?
サイズアップもここで沖上がり
サイズアップもここで沖上がり
イシダイとマダイ
イシダイとマダイ

【動画】数釣りシーズン!ひとつテンヤゲーム

秋は入門者も楽しめる!経験者はスキルアップのチャンス!

「秋は型狙いと言うより数が釣れる季節。活発に餌を追うので誰でもアタリを楽しめます。だからと言って大きいのが全くいないかと言うとそうではなく、このところ1.5kg前後から2kg位までは釣れています。これからは数だけでなく、段々と強い引きも楽しめる季節になって来ます。もう暫くは“数の季節”、一つテンヤに入門したい方、ベテランでも釣り方の引き出しを増やしたい方は今がチャンスですよ」と船長。外房・大原の一つテンヤ・マダイ、是非チャレンジして頂きたい。

※下記釣果写真は取材日前後のもの、こちらも参考にして下さい。

マダイ1.6kg頭に12匹!
マダイ1.6kg頭に12匹!
1.4kgと1.2kg含め5匹!
1.4kgと1.2kg含め5匹!
嬉しいゲストのヒラメ!
嬉しいゲストのヒラメ!
「可愛いのはリリースしました」
「可愛いのはリリースしました」
型の良いマハタ!
型の良いマハタ!
一つテンヤと言えば大原『富士丸』坂下隆一船長
一つテンヤと言えば大原『富士丸』坂下隆一船長

釣りビジョンAPC・岩見忠弘

今回利用した釣り船

千葉県大原港 『富士丸』
〒298-0004 千葉県いすみ市大原10579-1
TEL:0470-62-2016
定休日:毎月第1・3曜日
釣果・施設情報 富士丸 ホームページ

出船データ

一つテンヤマダイ乗合
午前船
 集合=4時15分、出船=準備出来次第、沖上がり=11時頃
 料金=1万2,000円 、氷・餌付き(お代わり自由)
午後船
 集合=11時00、出船=準備出来次第、沖上がり=5時頃
 料金=1万1,000円、氷・餌付き(冬季割引き)

その他の記事