オフショアマガジン

2020年11月15日号

静岡県・南伊豆沖のマハタが開幕!初日から良型連発!

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秋の深まりと共に開幕を迎える静岡県・南伊豆沖のマハタ乗合船。魚影の濃いこのエリアでは「3kg、4kgは当たり前!時には8kgクラスも!」という良型が期待出来る特級ポイント。南伊豆手石港『敬昇丸』では、11月1日に開幕。初日から3.6kgを頭に3kg連発!今年も南伊豆沖のマハタから目が離せない。

小旅行気分で南伊豆に到着

伊豆漁協海鮮直売所裏に手石港駐車場

南伊豆手石港は、伊豆半島最南端。伊豆の入り口熱海から早朝でも2時間程はみないといけない。決して交通の便に優れるとは言えないが、その風光明媚な景色と、そして観光名所として栄える下田地区は釣行という括りではなく、“小旅行”としての気分も味わえる。集合は午前5時30分。石廊崎を目指して文字通り最南端に進むと到着。伊豆漁協の海鮮直売所の裏が手石港の駐車場となっている。

「敬昇丸」
「敬昇丸」
駐車場内は南から北に一方通行
駐車場内は南から北に一方通行
観光名所の下田市。伊豆急下田駅から港まではもう一息
観光名所の下田市。伊豆急下田駅から港まではもう一息

イワシの入荷が安定する11月頃にシーズンイン

多くの巨大魚が生息する南伊豆沖、超高級魚のマハタは最も人気のターゲットの一つ。厳密に開幕日が決まっているわけではなく、餌のイワシが安定して入荷する11月初旬頃に開幕を迎える。今シーズンは11月1日(日)に開幕となった。この日(開幕日)集まった釣り人は私を入れて5人。3人はグループで毎年南伊豆沖のマハタを楽しみにしているそう。昨シーズンの思い出と今年に懸ける想いを話していると船長が軽トラックで到着。

『敬昇丸』の看板がある場所に駐車
『敬昇丸』の看板がある場所に駐車
皆で協力し合っていざ乗船
皆で協力し合っていざ乗船
綺麗な朝焼け
綺麗な朝焼け

ヒラメ同様のイワシの泳がせで仕掛け!

日の出と共に今シーズンのマハタが開幕

フィッシュイーターのマハタは活イワシの泳がせ釣りで狙う。餌のイワシの入荷次第ではアジで代用の場合もあるそうだ。仕掛けはヒラメとほぼ同様と考えれば想像が容易だが、時には7、8kgのビッグサイズも交じるのでハリスは10から12号を使用。特にシーズン初期は大型が期待できるので、この日も12号を使用した。そしてこのマハタ釣りの特徴は針。丸セイゴの20号と大きめのハリを使用しないとすっぽ抜ける可能性が高く、またハリを伸ばされる事もある。孫バリは不要。マハタはヒラメと比べて餌丸飲みの即食いが多いのが理由。勿論、孫バリがあっても良いのだが、イワシが弱りやすいという欠点もあるので親バリのみをお勧めしたい。

餌に使うのはイワシ
餌に使うのはイワシ
船にイワシをすくう網があるので便利
船にイワシをすくう網があるので便利
親バリを上顎に
親バリを上顎に
ワラサ用タックルでOK
ワラサ用タックルでOK
仕掛け図
仕掛け図

マハタは少し浮いたところを泳いでいる

仕掛けの説明でヒラメとの違いを説明したが、釣り方も少し異なる。マハタが遊泳するタナは実はベタ底ではなく、少し浮いている。船長によると「マダイと同様と考えればよい。数m、時には10m近く浮いているときもある」との事。ただし、同じハタ系でもホウキハタやアオハタなどはベタ底。そしてゲストで頻繁に交じる大きなウッカリカサゴなどのカサゴ類もベタ底にいる。船長が反応を見てタナを指示してくれるのでしっかりと逃さず聞くとアタリが出せる。

伊豆半島最南端の石廊崎
伊豆半島最南端の石廊崎
沖には釣りとダイビングで有名な神子元島
沖には釣りとダイビングで有名な神子元島
南伊豆は海の色が違います
南伊豆は海の色が違います

開始数秒で3.6kg!!

いきなりの3.6kg

今シーズンを占う第1投。水深は70m程。餌のイワシの上顎にしっかりとハリを刺していざ投入。着底とほぼ同時に船長の大きな声が響いた「いきなり来たぞ!デカイぞ!」。船首で第1投のビデオを映していた私には開始数秒での出来事に何が起こったのか分からなかったが、トモ(船尾)で竿を出す高橋さんの“青物”用のパワーのある竿が弓なりに海に突き刺さっている。すぐさま駆け付けるとドラグが出される強烈な引き。高橋さんにとって1年ぶりのマハタは今シーズン『敬昇丸』最初のマハタ。力強いやり取りの末に海面に姿を現したのは3.6kgの“本命”だった。

マハタの立派な魚体
マハタの立派な魚体
海底には真っ赤なベイトの反応が
海底には真っ赤なベイトの反応が
ゲストで交じるカンコもデカイ
ゲストで交じるカンコもデカイ

カンコラッシュの後に2.5kg級の“本命”

ここからもアタリは続く。船首の秋山さんはマハタほどの力強さではないものの重量感のある引き。上がって来たのは2㎏近いウッカリカサゴ。通称カンコ。この後1時間程はカンコの朝食タイム。ポツリポツリとカンコが上がる中、海底から7m程上げた位置でじっと我慢して“本命”のアタリのみを待っていた左舷の勝田さんの竿が引き込まれた。長めの“青物”用ロッドが綺麗なアーチを描く。3kgには届かないが2.5kg級のこれまた良型。

カンコをゲット
カンコをゲット
カンコは良く交じります
カンコは良く交じります
2.5kg級の“本命”
2.5kg級の“本命”

【動画】活きイワシを餌に!泳がせハタ釣り

後半への布石は高橋さんのこの日2匹目、3.5kg!

2匹目は3.5kg

しかし、この2匹目を最後に魚のアタリが遠のく。数も期待できる水深100m程のポイントへ移動するもアタリが遠い。魚群探知機には海底付近にびっしりとベイトの反応が出ている。何かがハタの食指を動かさないようだ。我慢する事2時間程。徐々に魚が口を使い始めた。カサゴなどと思しきアタリで餌を取られる。ここでまた掛けたのは高橋さん。船長曰く「今日一の引き!」。上がって来たのは最初の1匹とほぼ同サイズの3.5kg。ここで私の竿にもカサゴよりも力強い引き。私に来た“本命”は1.5kg程のこのエリアでは少し物足りないサイズ。

何者かが餌をついばんでいく
何者かが餌をついばんでいく
ホウキハタも定番ゲスト
ホウキハタも定番ゲスト
私も“本命”をゲット
私も“本命”をゲット

最後は特大サイズをバラシ連発…

再び上向いてきたマハタの活性に期待が膨らむ中、右舷船首の秋山さんに強烈な引き。ドラグが暴力的に出される。小型電動リールではなす術もなく、糸切れ。続いて勝田さん。最初のひとのしは無事に交わしたが2回目に走った際に根に潜られジ・エンド。どちらもかなりの大きなサイズだったことは間違いない。シーズン前半は特に良型の期待が大きい。今後海水温が下がって来るとゲストの活性も上がり、アタリの数も増えていく。今シーズンも初日から3kgオーバーが顔を出した南伊豆沖のマハタ、好スタートを切った!!

肥田船長が楽しく盛り上げてくれます
肥田船長が楽しく盛り上げてくれます
良型マハタで夢のようなクーラー
良型マハタで夢のようなクーラー
マハタの刃(ヤイバ)
マハタの刃(ヤイバ)
旅のお土産に隣の漁協でイセエビにリアクションバイト(私が…)
旅のお土産に隣の漁協でイセエビにリアクションバイト(私が…)

釣りビジョンAPC・丸岡直樹

今回利用した釣り船

静岡県南伊豆手石港 『敬昇丸』
〒415-0154 静岡県賀茂郡南伊豆町下流1392-1
TEL:090-7026-1991
定休日:無し
釣果・施設情報 敬昇丸 ホームページ

出船データ

イワシ泳がせマハタ予約乗合
料金=1万5,000円(餌、氷付き)
集合=5時30分 ※時期によって変動
出船=準備出来次第
沖上がり=13時
レンタル=貸し竿(2,000円)
※予約は前日20時まで。詳細は問い合わせ

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。