オフショアマガジン

2021年9月15日号

東京湾のイイダコ、出船初日から数釣り絶好調!!

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毎年この時期、千葉県・浦安『吉野屋』ではイイダコ乗合船をスタートさせる。今シーズンも例年通り出船すると聞き付け、初日の9月2日に期待と共に訪れた。生憎の雨模様で中盤まで大苦戦だったが、結果は天晴れ(あっぱれ)、絶好調だった。

明るい店内、和風の船宿風情が心地良い

首都高速湾岸線・浦安ICを降り、ナビに案内を任せてゆっくり車を走らせると、15~20分で『吉野屋』に到着。スタッフが丁寧に駐車場に案内してくれて、第一印象で気持ちの良い船宿だと心を掴まれた。荷物をまとめて受け付けへ。広い店内は和風の内装で明るく清潔感がある。受け付けを済ませ、仕掛けを購入、貸し竿等を借り、釣り物(イイダコ)札と氷を1つ貰い、乗船名簿を記入、店の外の船型ボードから席札を取り、堤を超えて船着場へ。出船の30分前までに受け付けを済ませて船に乗り込んでおく。

船宿『吉野屋』、写真手前を右折すると駐車場
船宿『吉野屋』、写真手前を右折すると駐車場
船宿内の受け付け、道具の購入・レンタルもここで
船宿内の受け付け、道具の購入・レンタルもここで
釣り物(イイダコ)札を貰い乗船名簿を記入
釣り物(イイダコ)札を貰い乗船名簿を記入
きれいなトイレ・手洗い場
きれいなトイレ・手洗い場
検温と手指の消毒
検温と手指の消毒
席札を取って釣り座を確保
席札を取って釣り座を確保
堤を超えると船着場
堤を超えると船着場
5隻の大型船が停泊していた
5隻の大型船が停泊していた
「飯だこ」船に乗り込んだ
「飯だこ」船に乗り込んだ

繊細な竿、軽いオモリ、独特のテンヤやスッテで釣る

イイダコのタックルの特徴は、まず軽いオモリを使うということ。どのくらい軽いかというと、仕掛け図のイイダコテンヤもスッテもオモリ6~8号で、6号は22.5g、8号は28gだ。堤防からのチョイ投げなどなら普通に使う重さだが乗合船ではあまり使わない。当然、竿はそれに合わせて細く柔らかく感度の良いもの、道糸もPE1号以下の細いものとなり、言ってみれば元祖“ライトタックル”のような道具を使う。以前はイイダコテンヤには餌としてラッキョウを付けたものだが、今は“ダミーラッキョウ”と言う疑似餌を付けるのが定番のようだ。

仕掛け図
仕掛け図
仕掛け図
仕掛け図
小型ベイトリール
小型ベイトリール
スッテとイイダコテンヤ
スッテとイイダコテンヤ
ダミーラッキョウを付けたイイダコテンヤ
ダミーラッキョウを付けたイイダコテンヤ
中通しオモリのスッテ仕掛け
中通しオモリのスッテ仕掛け

幸先良く第1投から「釣れた!」の歓声!

釣り場まで約45分走った。船上からは様々な景色が見えた。ウミウが優雅に泳いでいると思ったら突然海中に潜る光景、国内最大級のテーマパークや霧に煙る幻想的な高層ビルの街並み、大型船、飛行機、季節や天気によって色々な顔を見せてくれる。釣り場に到着、青山隆雄船長の「お待たせしました。水深は4m」というアナウンスでスタート。早速、左舷大ドモ(船尾)の大西さんが「釣れた!」と歓声を上げる。大西さんは毎年『吉野屋』のイイダコ釣りには初日から来ている程の熱心なファン。「ここ2、3年東京湾のイイダコは不調でしたが、今年は良いかもしれない」と、早速好感触を得たようだ!

第1投で今期初イイダコをゲット!
第1投で今期初イイダコをゲット!
釣れたらスカリに入れる
釣れたらスカリに入れる
2本竿の人が多かった
2本竿の人が多かった
「ちょっと大きいのが来ました!」
「ちょっと大きいのが来ました!」
2本竿を自在に操る“サマ”は神業のよう
2本竿を自在に操る“サマ”は神業のよう
イイダコってもしかして火星人?(笑)
イイダコってもしかして火星人?(笑)

テンヤはオモリを小突いて、スッテは道糸の張りで誘う!

その後、何杯かポツリポツリと釣れたが、連日の風と雨の濁りのせいか続かない。船長は点在するポイントをシラミツブシに探ってくれる。早く良いポイントが見つかってほしい。前述の大西さんも11時30分頃、「まだ“ツ抜け”ていません」と言う。しかし、この後全員が劇的に巻き返し好釣果になるなんて、この時誰が予想できただろう。その前に、私はこの日実に14年ぶりにイイダコ釣りに挑戦。2本竿で狙い、右手の竿で今年妻が漬けてくれた自家製の塩ラッキョウを餌にイイダコテンヤを、左手の竿では中通しオモリのスッテ仕掛けを小突いてみた。が、「あれ?」、釣り方を忘れていた(汗)。船長に教えを請うと、「テンヤはハリが海底から離れない程度にオモリで海底を小突く。スッテはオモリを浮かさないように道糸を張ったり弛めたりして浮きスッテを動かして誘う。テンヤとスッテでは釣り方が違うんです」とのこと。早速やってみると、まずテンヤで釣れた。続いて、スッテでも。「ホッ」と安堵の溜息をついた。

微妙な重さの変化で合わせつつ巻く
微妙な重さの変化で合わせつつ巻く
一定のスピードで巻いて抜き上げる
一定のスピードで巻いて抜き上げる
イイダコゲット、見事な竿さばきだ!
イイダコゲット、見事な竿さばきだ!
私も自家製塩ラッキョウを餌にテンヤ釣りに挑戦
私も自家製塩ラッキョウを餌にテンヤ釣りに挑戦
テンヤで早速釣れた!
テンヤで早速釣れた!
続いてスッテでも!
続いてスッテでも!

【動画】吉野屋・千葉県浦安・イイダコ

ラスト2時間、怒濤の高活性でトップ62杯!

船長から「左舷で釣れたよ」、「また釣れたね」の“釣れたコール”のアナウンスがしきりに聞こえた。土砂降りの雨の中、ハイペースでイイダコが釣れたが、同時にバラシも多かった。船長は、「イイダコの活性は高く、スッテを抱いて素速く動いているようです。合わせてもバレるのは道糸にスッテに当たってイイダコが外れているんです」とアナウンス。勉強になる。先程「まだ“ツ抜け”ていません」と言っていた大西さんは、「潮が速くなったのでスッテの中通しオモリを8号に換えたら13連続ゲットしました」と嬉しそう。左舷胴の間(中央)の穐山さんや右舷大ドモ(船尾)の築山さんは、嬉しいゲストの今年産まれたスミイカの“新子”をゲット。「旨いよ!」と新子スミイカの味に船長も太鼓判。約2時間のラストスパートで1人当たり40~50杯のイイダコを追釣!!午前中の渋さが嘘のよう。結果、51~62杯!出船初日としては素晴らしい釣果で沖上がりとなった(竿頭は築山さん)。最近の出船でも竿頭は40~50杯。今年はイイダコの“当たり年”のようだ。是非挑戦して頂きたい。

これは良いサイズだ!
これは良いサイズだ!
小さくてもちゃんとタコの形
小さくてもちゃんとタコの形
「引き強い!」と思ったらスミイカ
「引き強い!」と思ったらスミイカ
スミイカは今年生まれた“新子”
スミイカは今年生まれた“新子”
終盤スミイカの活性が高まった
終盤スミイカの活性が高まった
「旨いよ!」とスミイカを1匹頂いた
「旨いよ!」とスミイカを1匹頂いた
私のスカリの中もイイダコでカオス(笑)
私のスカリの中もイイダコでカオス(笑)
イイダコとスミイカ、お造りで頂いた
イイダコとスミイカ、お造りで頂いた
お世話になった青山隆雄船長
お世話になった青山隆雄船長

釣りビジョンAPC・岩見忠弘

今回利用した釣り船

千葉県浦安 『吉野屋』
〒279-0004 千葉県浦安市猫実5-7-10
TEL:047-351-2544
定休日:毎週火曜日
釣果・施設情報 吉野屋 ホームページ

出船データ

イイダコ乗合
料金=男性 9,000円、女性 8,000円、子供 5,000円(餌、氷付き)
集合=受け付けを済ませて7時までに乗船
出船=7時30分
帰港=15時頃
レンタル=貸し竿等あり
※詳細は問い合わせ

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。