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茨城県・日立久慈沖の一つテンヤ・マダイ好調!!

2021年12月01日公開

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茨城県・日立久慈沖の一つテンヤ・マダイが好調だ。500、600g級中心に数釣りが楽しめる。期待を胸に日立久慈港『弘漁丸』に乗り込んだ。また、直近の情報では、1kgオーバー多数に3.9kgの“大ダイ”も上がっており、今後は型も期待出来そうだ。

早朝5時までに集合!

日立久慈港へは常磐自動車道・日立南太田IC利用が便利だ。都心からでも空いていれば3時間掛からずに着くだろう。集合は港に早朝5時まで。荷物を船の前に下ろし、車は日立久慈港入口付近にある駐車場に移動(奥に停めると港への通路が近い)。早朝は冷えるので防寒はしっかり。この日は一つテンヤ・マダイとマダコの2隻出しで、マダイ船は「大さん弘漁丸」が担当。手指の消毒、乗船名簿記入、名物の花札のくじで釣り座を決めたら乗船。餌の冷凍エビが配られるので解凍しつつ釣り仕度を始め、準備が整ったら出船となる。この日は5時20分頃の出船となった。

道糸とリーダーの太さと強度の考察

仕掛け図の道糸とリーダー(フロロ)の号数の関係を「大さん弘漁丸」上乗りで一つテンヤのエキスパートの茂木さんに聞いた。「道糸PE0.8号の強度は16Lb(7.26kg)、リーダーがこれより強いと根掛かりや大物で道糸から切られてしまうことになります。だから、リーダーの強度は道糸と同等かそれ以下、つまり4号以下が良いです。これなら数値の上では7.2kgの大ダイを持ち上げる強度がある。しかし、普通はタモで掬うので、もっと細いリーダーでも大丈夫。但し2.5号(10Lb(4.5kg))以下はお薦めできません。強度はあっても切れやすい。ちなみに3号は12Lb(5.4kg)、3.5号は14Lb(6.3kg)です。今はまだ大型がそれ程多くないので細めのリーダーでも良いですが、12月下旬からの時期には4号まで使います。4号までは食いは変わりませんよ」との事。

 

食い始めたら止まらない!次々に4人にヒット!

航程50分程で釣り場に到着。「大さん弘漁丸」は19tの大型船で揺れも少なく快適な“船旅”だった。小泉大輔船長の「はい、どうぞ。水深は20m」というアナウンスでスタート。初めはベラなどの“餌盗り”が目立ったが、これは軽いウォーミングアップ。太陽が昇り、眩しい朝陽が射し込むと、「来た!」の一声。20~25cmの小型だったが“本命”のマダイだ。 1匹釣れると一気に活性が高まるようで、右舷胴の間(中央)の会社の釣りクラブのグループがダブルヒット!いや、トリプル!?、更にもう1人が掛けて4人ヒットだ。こんな時は誰かに来たら誘ってみると連鎖するかも。

ヒラメも来た!深場を狙うとマダイはサイズアップ!
一つテンヤは様々な高級“ゲスト”が釣れるのも魅力。この日も良型のヒラメが上がった。中盤、少し長めの移動の後、「水深40m」と船長。朝一の倍の深さだ。すると、釣れるマダイのサイズが一回りから二回り大きくなった。活性も良く右舷胴の間のおニューの竿の釣り人も良型を何匹も仕留めて竿に“入魂”完了!ここまで 30cm前後中心に40cm近い良型が交じる展開、後は大ダイがドーンッ!と釣れてくれたら完璧だ。しかし、残念ながらその後は潮が弛んでフグなどの餌盗りが多くなってしまった。

ラストスパートだ!良型ゲットでもうひと盛り上がり!

一つテンヤは様々な高級“ゲスト”が釣れるのも魅力。この日も良型のヒラメが上がった。中盤、少し長めの移動の後、「水深40m」と船長。朝一の倍の深さだ。すると、釣れるマダイのサイズが一回りから二回り大きくなった。活性も良く右舷胴の間のおニューの竿の釣り人も良型を何匹も仕留めて竿に“入魂”完了!ここまで 30cm前後中心に40cm近い良型が交じる展開、後は大ダイがドーンッ!と釣れてくれたら完璧だ。しかし、残念ながらその後は潮が弛んでフグなどの餌盗りが多くなってしまった。

【動画】弘漁丸・茨城県日立久慈港・ひとつテンヤ

好調の一つテンヤ・マダイ!今後は大型の季節到来!

帰りの道中、上乗りの茂木さんから興味深い話を聞いた。「実は1年の内で一番良い季節はこれからです。毎年クリスマス頃からかな?“大ダイ”が盛んに釣れるようになります。いい時には“毎日のように”ではなく、本当に“毎日”釣れます。一つテンヤの繊細な竿で“大ダイ”と戦うんです。スリリングですよ!」。小泉大輔船長も「今の時期はマダイの活性が高く、数釣りのチャンスです。時たま3kg前後の型の良いマダイも交じって楽しめます。そして、これからは大型本番の季節、年内から新春、2~3月にかけて良くなります」と言う。好調の日立久慈沖の一つテンヤ・マダイ。今後ますます面白くなりそうだ。是非、チャレンジして頂きたい。

今回利用した釣り船

茨城県日立久慈港 『弘漁丸』
〒319-1222 茨城県日立市久慈町1-28-26
TEL:0294-52-3504
定休日:第3月曜日 釣果・施設情報 弘漁丸ホームページ

出船データ

一つテンヤ・マダイ予約乗合(午前)
料金=1万1,000円(餌1パック・氷・昼食付き)
   ※女性・小学生以下2,000円引き
集合=午前5時
出船=午前5時30分頃
レンタル=貸し竿 500円、ライフジャケット 無料
※詳細は問い合わせ
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

岩見 忠弘
釣りビジョンAPC
0mの海面から水深1,000mの超深海までのレンジで、数cmのハゼやキスから、イカ・タコの軟体動物、数十kgのキハダやベニアコウまでの様々な魚を狙うフィッシング・ライター。
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