オフショアマガジン
2013.1.1号

幸栄丸・茨城県鹿島港
大型連発!空前絶後の大爆釣!茨城県・鹿島沖の“寒ビラメ”

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今シーズン、竿頭20尾前後の“爆釣日”が続き、“全面解禁”以降前代未聞の釣果が上がっている茨城県・鹿島沖のヒラメ。鹿島沖は、「型よりも数!」のイメージが強いが、この日、鹿島港『幸栄丸』の取材でそのイメージは一気に覆された。今季の鹿島沖は一味も二味も違う!未だかつて見た事がない大型の“爆釣劇”に度肝を抜かれた。

今シーズンはヒラメの“当たり年”!

[動画]大型連発!鹿島沖で空前絶後の大爆釣!(前編)
今シーズン、茨城県沖~千葉県・南房までの広範囲でヒラメが絶好調だ。例年なら竿頭が10尾を超えればビッグニュースになるのだが、今シーズンはそんな釣果が毎日のように続いているのだ。それどころか条件さえ良ければ20尾を飛び越え、竿頭30尾なんて声も聞こえてくる程。「私もヒラメ船の舵を握って永いんですけど、今シーズンは本当に“異常”だね。数だけでなく型も良いですからね。ここまで釣れた事は未だかつてないですね」と言うのは、『茨城県漁連』会長の肩書を持つ『幸栄丸』の小野勲大船長。

『幸栄丸』受け付け
小野勲大船長
仕掛け図

北北西10mの風の中、サッカースタジアム沖からスタート

午前5時40分、24人の釣り人を乗せた「第七幸栄丸」は鹿島新港を河岸払い。港入口を出ると、予報よりも風が吹いていた。「こりゃ~、ここ最近の中では一番海が悪いね」。舵を握る勲大船長も白波とウネリをかわしながら低速で北へと舵を切る。風は北北西10m、ミヨシ(船首)で舞い上がった飛沫が一気に大ドモ(船尾)まで飛んでくる程だ。午前6時過ぎ、サッカースタジアム沖で合図が出た。「本来横流しでやるんですけどね。風とウネリがあるからスパンカーを立ててやりましょう」。そう言うと、大船長は投入の合図を出した。ツブ根が折り重なる磯周り、水深22~25mと変化のある場所でのスタートとなった。

ヒラメ船には目印の看板が立つ
『幸栄丸』オリジナル仕掛け
水深25mからスタート

ヒラメ釣り初挑戦、1投目から3kg級ゲット!

「あの~、これどっちにオモリを付けるんですか?私ヒラメ釣り初めてで…」と上乗りの絹張弘明さんに聞く胴の間(中央)に座る田川吉彦さん。イワシの付け方を教えてもらい、人生初の投入だ。すると、着底と同時に竿先に明確なアタリが出た。慎重に竿を立て、巻き上げる田川さん。海面には3kg級のグッドサイズが浮上した。ネットの中のヒラメを見て田川さんは大喜び。「やったー!ありがとうございます。1投目から釣れちゃいました」。すると、左舷ミヨシでは良型のソイ、右舷では1kg級のヒラメが連発しタモ入れが間に合わないほど。「おう、こっちでもアタってるよ。タモ早く~」。こんな嬉しい声が船中をこだました。釣り開始1時間で船中20尾のヒラメが取り込まれた。

ソイも定番のゲスト!
人生初ヒラメに喜ぶ田川さん
お仲間も2kg級ゲット!
子供には軽いLT竿がおすすめ♪
日野春風さんも1kg級
イワシは素早く付けよう

根掛かり!?イヤイヤ、5.3kgの大ビラメ

[動画]鹿島沖で5.3k浮上!
その後、流し変える度に順調に釣れ続き、午前9時の時点で24人中オデコは1人のみ。この時点でトップは0.5~3kg級4尾の佐々木一昭さん。風も少しずつ収まったため、船は更に北へと20分移動した。水深は20m、スパンカーを下ろし横流しのスタイルへと変更。「はい、いいですよ~」と投入の合図が出る。ここから大型ビラメの“爆釣劇”が始まった。最初に竿を曲げたのは右舷トモでライトタックル(LT)で狙う日野公彦さん親子。しかし、「あちゃ~、根掛かりですよ」とビョンビョンと竿を揺すり根掛かりを外そうとしている。ところが次の瞬間、ドドド、グングン!LT竿はバットから大きく弧を描き海面に突き刺さる。強烈な引きを必死に耐える日野さん。ぎっちぎちにドラグを締めたリールからは、道糸が悲鳴をあげズルズルと滑り出されていく。息子の春風さんも思わず「デケ~!」と叫びネットインされたのは5.3kgの大ビラメだった。

左側が5.3kg!右が8.25kg!
3尾目を釣り上げた佐々木さん
3kg級

大型の“爆釣”劇はまだまだ続く!

通常なら5kg級が1日1尾出れば「今日は良い取材になった」と思うのだが、この日は違った。今度は左舷トモ、こちらもヒラメ釣り初挑戦の人の竿が大きく曲がる。「無理にやらずに大きく回して上げて来て!」。絹張さんからアドバイスが飛ぶ。海面下には黒緑色をした幅広で体高のある6kg級のヒラメが浮上した。そして、その直後3kg、5kg級が上がり、撮影をしていると「おう、こっちもデカイよ」(船長)。慌てて右舷に駆けつけるとダブルヒットの真っ最中。胴の間、ミヨシで4kg級。その他に3kg級も5尾浮上した。こんな“爆釣”劇に人生初めて遭遇した私は「竿を出していれば…」と悔やみながら沖上がりの正午を迎えた。

5kg級
6kg級
4kg超級
こちらは3kg級
4kg級
このサイズが連発!

別船では93cm、8.25kgが浮上!1月以降も期待十分!

大型連発!鹿島沖で空前絶後の大爆釣!(後編)
港に到着すると、別船「第二幸栄丸」が釣果撮影の真っ最中。6kg級よりも更にデカイ魚を持っている人がいるではないか。釣り人は高橋秀樹さん。93cm、8.25kgのビッグワン。“記録物”は、大船長に魚拓を取って貰い大切に持ち帰った。「第七幸栄丸」の竿頭は7尾、「第二幸栄丸」の竿頭は眞田知和さんで1~4.5kg16尾。両船ともオデコ(0尾)は居なかった。3月末まで狙える鹿島沖のヒラメ釣り。同月末には旧鹿島港も復興、待合所と共に完全復活の予定だ。パワーアップする『幸栄丸』が今から楽しみだ。

日野さん親子の釣果
93cm、8.2kg
3人持ってハイチーズ!

(吉田 洋一郎)

今回利用した釣り船
茨城県鹿島港・幸栄丸
〒314-0003 茨城県鹿嶋市小宮作1069-67
TEL:0299-82-2775
詳細情報(釣りビジョン)
幸栄丸ホームページ
出船データ
ヒラメ船=12,000円(氷・餌付)
午前5時集合5時半出船、12時沖上がり
※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。
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