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4月に解禁!外房のイサキ釣りが激アツ!!千葉県『勇幸丸』

2023年05月19日公開

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渓流魚やアユには、「都道府県条例」によって禁漁期間が設けられている事はよく知られているが、海でも資源保護の観点から、「漁業調整規則」や漁業者・遊漁船業者の申し合わせ等によって「禁漁期間」が設けられている魚がいる。千葉県・房総地区のイサキもその一つ。南房地区では3月1日、外房地区では4月1日、そして東京湾・剣崎沖では6月1日から「解禁」となる。ファンにとっては待ちに待った季節がやって来たというわけだ。今回は外房・太東沖のイサキ釣りについて、片貝港『勇幸丸』の市東吉雄船長に話を聞いてみた。

4月解禁のイサキが数、サイズとも上り調子!

船長「やっぱり今の時期のオススメはイサキ!」
解禁当初は、竿頭(船中トップ)が30~40匹、サイズは20~30cmといった釣果だったものの、5月に入って上り調子!スソ(船中最低)でも37匹、トップは同地区の規定匹数の50匹達成!なんて日も出てきている。サイズも40cmクラスの良型が交じるようになり、言うことなしの釣果だ。ゲストフィッシュとして、ウマヅラハギ、メジナ、メバル、ハタ類などが交じり、五目釣りとして楽しめるのもよい。

船長からの釣果を伸ばすアドバイス

船長「“指示ダナ”を守ること」
イサキ釣りのタナ(魚がいる層)は3m位の狭い範囲となるため、PEラインのマーカーでしっかりと測りながら仕掛けを落としていくことが大事。やってはいけないことは、指示ダナよりも下にビシ(撒き餌を詰めたカゴ+オモリ)を沈めてしまうこと。これをすると、群れが沈んでしまい、船全体で釣れなくなってしまう。

船長「“誘い”と“待ち”を使い分ける」
コマセ(撒き餌)を撒く時と、喰わせる間をはっきりさせることが釣果を伸ばすコツ。例えば「タナは19~22m」と指示があった場合、まず22mまでビシを沈める。少しずつコマセを撒きながら、喰わせの間を取り、またコマセを撒き、間を取り、19mまで徐々に上げていく。最後に喰わせの間を作り、喰ってこなければ仕掛けを回収。コマセを詰め直して、再び仕掛けを落としていく。この一連の動作の中で魚の反応があるタナを見つけていくのだ。見つけたら反応があるタナが何mだったのかを覚えておき、そのタナを狙っていく。

 

ハイシーズンは5月、6月!待ったなし!

船長「5月、6月が最盛期」
4月に解禁したばかりのイサキ釣りだが、最盛期は5月と6月。7月になると産卵が始まり、脂が抜けてしまうそうだ。食味も含めて楽しいのは6月一杯。釣り人の間では「梅雨イサキ」と呼ばれ、6月が旬なのだ。『勇幸丸』では例年だと7月からは“ハナダイ五目”が人気だが、ヒラメの解禁が7月に早まる可能性もあるとか。こまめにチェックして是非、イサキもハナダイもヒラメも楽しんで頂きたい。

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『勇幸丸』の“イサキ釣り”を紹介した『釣りうぇ~ぶ』番組HPはこちら

今回利用した釣り船

■外房片貝 『勇幸丸』
住所:千葉県山武郡大網白里町北今泉3404
電話:0475-77-2594
アクセス
 【 車 】東金九十九里道路「真亀IC」から
     県道30号を進み片貝休港へ
 【電車】JR外房線「大網駅」から送迎あり
     ※前泊が必要。提携宿泊先までの送迎。
      予約時に要確認

『勇幸丸』Twitter 外房片貝 『勇幸丸』

出船データ

イサキ釣り
乗合料金:10,000円
無料サービス:氷、貸し竿、付けエサ
     
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