アタリが少し遠のき、私も参戦してみた。和竿にテンヤ8号をセットしてスタート。テンヤが着底する感覚を確かめながら修正していく。暫くアタリが無く、出来るだけスローにして喰わせる間を作る事にした。テンヤを5号まで落として、付け餌のエビのサイズも大きくして、沈降速度をギリギリまで遅くすると…当たった!フッキングも決まり、和竿独特の調子で引き味を楽しみながら無事マダイを上げる事が出来た。この辺のセッティングは潮上、潮下でも変わって来る。今回の差は2、3号程度。潮回りで順番に船の向きを変えてくれるのでフィーリングに違和感が有ればすぐに交換したい。その際、餌は取り付けた状態にして置くと手返しがアップする。底付近から長い和竿を活かしてシャクリ上げ、長めのストロークで落とし込むと細かいアタリからヒット。トルクの有る力強い引き。「んっ、何処かで味わった引き?」。姿を現したのはアイナメ。お隣でも「大型マダイか?」と思いきや大型ウマヅラ。最近は専門に狙えないかと話題のターゲットだ。右舷で「これは!」と期待出来るやり取りが行われていた。時折、激しい引きで道糸が出されていく。上がったのは2.2㎏の良型マダイ。このクラスになると浅瀬の為、引きもワラサに近く油断出来ない。最後までマダイのアタリは続き午前11時に沖上がりの時間を迎えた。トップは15匹、良型も交じるので、是非シンプルな道具でビッグファイトを楽しんで見ては如何だろうか。