ベイトの反応がすぐに消える状況に、周りの船も苦労していたようで、三好船長の携帯から着信音が頻繁に聞こえてくる。竿を曲げるこちらの状況を仲間の遊漁船が目撃していたらしく、事細かい情報交換が行われていたようだ。中にはマダイを諦め「カサゴ狙い」にシフトした船も数隻あるとのことだった。「凱丸」に関してはそのままベイト反応をメインに探り続ける。終盤にはこの日最大のベイト反応を見つけるも、このタイミングで竿が曲がることはなかった。そして14時になると「今回は雨と濁りがマイナスに出たかもしれないですね」と、船長。沖上がりのアナウンスがあり、ポイントを後にした。サビキで狙うマダイは簡単でのんびりできる冬の風物詩だ。今回は小型を拾い釣りしながらマダイの顔を拝む形となったが、当日のベイトの反応を見る限り、今後間違いなくマダイの釣果は上向いてくるだろう。さらに、船長から朗報が…!「冬型の気圧配置が続いており、海も大荒れの日が多いです。そこで、2月限定で『お天気が良かったら、行きます』というご予約でもお受けします」。2月に限り「予約した日が凪なら出船」「荒模様ならキャンセルOK」とのことだ。ビギナーはもちろん、寒がりな方にとっても絶好の機会になるだろう。ぜひ活用していただきたい!