10時半頃、船長は「昨日より海水温が下がった。ホウボウの餌になっているイワシの反応が無く、潮も動かない。潮は、道糸が水深の1.5倍くらい出て行く流れが欲しい。潮が動かない時は、仕掛けを動かして誘って下さい」と言う。早速自分なりの“誘い”をやってみた。竿を大きく3回、4回上下させ、竿をキーパーに掛けると、5秒も経たない内に、ガンガンガンとアタリ。「来たっ!」。竿をキーパーから外し、手持ちでリーリング。正真正銘の誘いで釣った1匹。「ヤッター!!」と一人微笑む。魚を外して再投入。同じ誘い方をして待つこと数秒、又しても即アタリ。終了間近に“誘い”で釣ったホウボウ。最高の気分だ。釣果は7~14匹、45~50cmの抱卵腹太トップが14匹。次が12匹、10匹と続く。“爆釣”タイムはなかったものの、終始ボツボツと釣れて、45~50cmの抱卵腹太が中心で、充分満足の釣果。「海水温低下と、潮が流れず苦戦しましたが、潮次第でまだまだ爆釣のチャンスは有ります。4月一杯出船します。大型は抱卵しており、脂が乗っていて、最高に旨い。今が旬です」と実川和也船長は太鼓判を押す。早めの釣行をお勧めしたい。