〝トゥイッチング〟や〝ジャーキング〟による誘いで、流れの中で視覚に訴えかけ反応させる。アクションの一瞬の間には、水に絡むように揺らめき、単なる物体が生命体〝らしい波動〟を発することで見切らせないようにしたい。そんな、視覚(アクション)と波動(側線)の両方に働きかける要素が詰め込まれている。特徴的な部分がボディ形状だろう。フラットサイドデザインでありながらやや厚めの7mmに設定。ヒラ打ちアクションだけでなく、ボディの厚さによる波動も期待できる。さらに、ベリーのエッジにくぼみを設けることで、イレギュラーなフラッシングを発生させつつ、自然な沈下姿勢を長くキープ。強度があり、レスポンス抜群の基盤リップが、投げる場所を選ばない幅広いアプローチを可能にしている。すでにハイシーズンに突入した渓流ルアーフィッシング。あらゆるシーンで活躍が期待される「ネルメッツォ50FS」をボックスに忍ばせていただきたい。