船中を駈けずり回っていると「時間がないよ。早く竿をだしたら、釣った感触も書くんでしょう」と言いながら船長が操舵室から顔を出した。急いで竿を出した。餌のアオイソメを3cmほど付け、コマセを詰めて投入。一旦底に落としてから、タナを取り直し、船長の指示通り底から1m巻き上げコマセを振り出す。更に1m巻き上げ再びコマセを振り出し、竿掛けにセットすると直ぐにアタリ。良型のイシモチをゲット。コマセを詰め直し再び投入、タナを合わせてコマセを撒くと勢いよく竿先を引き込むが、またイシモチ。次の投入時からは、竿の振り幅を小さくしてコマセを小出しにするとクンクンのアタリ。アジの引きだ。慎重に30m巻き上げて1匹目をゲット。コマセの小出しがアタったようだ。その後もアジとイシモチとのダブル等連チャン。晩のおかずを確保した。タナ取りが大切なことを再認識。納竿時、左舷ミヨシの小金沢梢さんが36匹でトップ、2番手は早坂さんの33匹だった。半日の釣果としては上々の成績。今後、海水温の上昇と共に更にアジの活性が上がり、半日でも50匹、60匹と釣れるようになるはずだ。