メインターゲットとなるアカハタを狙う際には「アピール力」がカギを握る。今回も90~150mmほどの大型ワームを使用したが、体長の半分以上もある大きいワームにヒットする個体もいたが、30cm以上の釣果が目立った。アタリがあってもヒットまで持ち込めないこともあったが、その場合は小型が反応しているのだろう。この釣りに慣れた後は、ワームの形状・浮力、ジグヘッドの形状・重さを細かく調整しながら釣りを楽しんだ。設定が決まると連続ヒットというシーンも見られた。アカハタが満足に釣れたこともあり、その後オオモンハタ狙いにシフトチェンジしたが、この日はお留守のようだった。このタイミングで筆者も参戦。ルアーをボトム付近でアクションさせ、フォールに集中すると「バシッ」と強引にロッドが絞り込まれた。ネットに収まったのは34cmのアカハタ。パワーもあり引き味は最高だ!後半はアカハタだけでなく、コチも狙えるポイントで竿を出したのだが、これが凄かった…!なんと、あちらこちらで大型のイネゴチがヒットし始め、JGFAの記録クラスも飛び出すなど、最後の最後までボトムワインドの釣りを堪能することができた。ヒット多数!美味しい魚をルアーで狙える楽しい真鶴岩沖の根魚&フラットフィッシュの釣り。ビッグワンの可能性も高いエリアなので、ぜひ足を運んでいただきたい。ちなみに、小型の魚がヒットした場合はリリースする必要があるが、釣ってそのままリリースすると浮いてしまうことも多い。これは、一定の水深から魚を釣り上げると、水圧の差で浮袋が膨らんでしまうためだ。しっかり泳げる状態でリリースできるよう、〝エア抜き〟を覚えておくと良いだろう。ハタ系の魚以外にも、カワハギやカサゴ、小型のマダイなどにも使えるので試してみると良い。簡単な手順と道具を下の写真で紹介させていただく。