翌日、好調と噂の本流でも竿を出してみることにした。ポイントの名は通称〝一本松〟。1週間前には爆釣を体験した釣り人もいたそうだ。前日のこともあり流れのあるポイント中心に竿を出してみたが、やはりここ本流でも瀬や流れのあるポイントでの釣果が良かった。とくに右岸ヘチの流れではバッチリ背掛かりの良型鮎を連発している釣り人もいた。左岸から竿を出した私であったが、流れの中で掛かる鮎の引きは強烈。野鮎をちゃんと循環させることができれば連チャンにも突入する楽しい時間となった。場所ムラがあり、どこでも掛かるとまではいかないが、ポイントさえ押さえることができればまだまだ数釣りも楽しめるだろう。10月とは思えぬ鮎たちとの出会いがあった好調の箒川。シーズンも残すところ僅かで、数釣りは難しくなっているが、ここ箒川ではまだまだ若い元気な鮎たちでいっぱいだ。季節は秋。10月に入った今、日々状況は変化していくことと思うが、まだ間に合うぞ!シーズンの締めくくりに入れ掛かりを味わいに訪れてみてはいかがだろう。