終盤、大瀬海水浴場前のポイントを攻めた。「ここでは以前、5人同時にカンパチを食わせた」と船長。ここで私も竿を出してみた。オモリが底にコンタクトする感触では、底はゴロタで、船の移動と共に緩やかにカケ上がって行く感じ。根にオモリが当たれば素早く底を切り、リールを半回転位巻いて底立ちを調整、底立ちをとる度に仕掛けを1m程切った。根魚は、上から落ちてくる物に反応する。丁寧な“誘い下げ”を繰り返すとすぐにアタリ。しかし、イワシのどこを咥えているか、明確な重みが無い。そのまま逸る心を押さえて数秒…。直後に引き込まれた穂先の重みで合わせを入れると、獲物が頭を振る手応え。ほくそ笑みながらリールを巻き、中型のカサゴを釣り上げることが出来た。常連さんは40~50Lの大型クーラーを持参!!最終釣果は3~8匹。船長は「昨日はトップで30匹はいったんだけど、潮が流れず魚に食い気がなかったね」と苦笑い。前日に大雨が降ったようで、『魚磯丸』の隣を流れる川もかなり濁っていた。それも影響したのかも知れない。いずれも一過性のもの。状況が戻ればまた釣果も復活するに違いない。その証拠に常連さんは皆、40~50Lの大型クーラーを持参していた。“根魚五目”は9月一杯楽しめるとのこと。美味しい根魚を求め、是非釣行してみてはいかがだろうか。