後半は記者も参戦。指示棚は54m。針は#2/0をチョイス。ヒット迄のプロセスが、「アタリが強く掛かりやすい」のか「アタリがあってから掛けるまでの待ちの時間が長いか」など、タチウオの喰い方に合わせて針のサイズを#1/0~#3/0の中で調整することにした。指示棚まで沈めて、仕掛けが安定するまでのイメージを探っていく。ハリスの長さは1.8m。潮が効いている状況だったので1m誘えば針は動くと仮定した。専用竿を使用したので、硬さを活かして細かい誘いを行うことができた。5回、6回と誘いを入れて1mタナを上げようとした時、明確なアタリは感じられなかったものの、穂先に掛かる重さが少しだけ変化した。「タチウオがいる」と判断。竿先を少し下げて送ると、強いアタリが出た。これをアワセてヒットにまで持ち込めた。この繊細な勝負は非常に面白い。その後、記者もポツポツ上げることができたのだが、そのペースを上回り絶好調だったのが百川リーダーであった。そして午後2時に沖上がりの時間を迎えた。「ショートタチウオ船」は少し早めの上がりなので時間に余裕があり疲労も少なく、ショート船もいいなと感じた次第である。とにもかくにも今冬絶好調のタチウオ釣り。大釣りはもちろん、テクニカルな状況も〝熱く〟楽しむことができるだろう。ぜひ、チャレンジしていただきたい。