片貝では、8月1日の解禁から1カ月おきにエリアを替えながら3回の解禁が楽しめる。つまり、そのシーズンの処女地を3回楽しめるというわけだ。手付かずだったポイントなので当然活性の高い個体も多く、開始から1時間余りは「これがヒラメ釣りか」と思うほどの釣れっぷりが続き、8人(1人船酔い)で34匹の釣果となった。“夏ヒラメ”は食い込みが早いのが特徴で、餌を咥えた直後、すぐに大きく引き込まれることも多く、ヒラメ釣り入 門にも最適な時期だろう。「ヒラメに“不安感”ではなく“不信感”を持たせてはダメ」と船長。餌を咥え込んだヒラメに、イワシが逃げようとする動きを竿を聞き上げることで演出、“不安感”を与えるとより食い込んで来るという。逆に送り込んでしまうと、咥えたイワシが暴れることのない不自然さに“不信感”を与え、イワシを放してしまう事が多いそうだ。そんな船長の話しに何度も頷きながら「10月1日の解禁にも…」と心に決めて『二三丸』を後にした。※取材日は2日だったが、5日には船中97枚、6日には何と118枚(竿頭19枚)のヒラメをキャッチ!今季も絶好調を裏付けた。更にもう1度の解禁がある片貝沖、目が離せない。