右舷胴の間で上から60m位のタナで2kg級のトラフグが釣れたらしい。水深は80m位だ。と言うことは底から20mも浮いていたのか?一方、「底をトントンしていたら釣れた!」と言う人もいて、もはやタナは関係ないのか?もう終盤だ。既にオデコを覚悟したが、1つの仮説を立ててみた。この時間帯のトラフグは目立つ餌を追いかける。そこで、基本に立ち返り、竿をゆっくり真上まで誘い上げアピール、ゆっくり下げ落とし違和感なく喰い込めるように静かにアタリを待つ。これを何度か繰り返すと、「当たった!」。竿先を震わせる前アタリ!からのトルクフルな本アタリ!アワせた。大きく首を振って暴れる引きは、今日何度も見たトラフグのそれだ!よし!一定のテンションでリールを巻き続け、上乗りの小島さんのタモ入れで最後の最後に、実に嬉しい2kgクラスのトラフグを釣り上げることができた!思わず左隣の〝若者アングラー〟と小島さんともハイタッチ!その後しばらくして沖上がりとなった。結果、トラフグ、2kg前後主体に最大3.4kg、0~2匹(船中15匹と好漁)。竿頭2名(八王子市の青木さん、佐倉市の川又さん)。別船仕立ては、最大3kg、0~3匹。取材後には4kgオーバーの大型が釣れたり、トップ7匹という大漁もあって、『新盛丸』のトラフグはますます魅力的な釣りとなっている。艫居正悟船長にこれからの見通しを聞いた。船長「トラフグは順調に乗っ込んでいるようです。これから数型ともにもっと盛り上がると思いますよ。トラフグ初心者や初挑戦の方にも今は十分チャンスがあります。ちなみに、GW前まで出船した昨年の最大魚は6kgでした!今年も長く続いて欲しいですね。何キロが出るかとても楽しみです!是非遊びに来てください」