15時30分も過ぎると、数える程の釣り人のみ。朝の混雑が嘘のようである。朝竿を出したポイントを流してみると、ここでも朝深みに溜まってじっとしていた魚たちは散り、流れの中や浅場でも姿を現した。ダウンクロスでミノーを引けば必ずと言っていいほどチェイスがあり、高確率でヒットまで持ち込める。明らかに動きの変わったヤマメたち。複数のヤマメたちが争うようにルアーを狙ってくる。この活性の高い状態は、ほぼ釣り人がいなくなる17時過ぎまで続き、最後の最後までドキドキする楽しい時間を過ごすことができた。大きな賑わいを見せた粕尾川解禁日!多くの釣り人たちが待ち侘びた当日は、粕尾の渓に春の陽射しが届き、良き釣り日和となった。河原では多くの釣り人たちの笑顔に出会えた。解禁日とあり混雑もあったが、時間帯や場所を選べばゆったりとした釣りも可能であった。これから春本番を迎える山深き美しい粕尾川。胸のすくような渓魚たちの引きを楽しんでみてはいかがだろう。