風はさらに強くなって来た。私も竿を出し、ベイトリールからスピニングリールに持ち替えてシャクっていると、左舷前方で「サワラに切られた」の声。するとすぐに私の竿にアタリが来た。ドキドキしながら上げてくるとサワラの姿。船長の差し出すタモに無事収まった。しかし、風は更に強くなり10時40分に無念早上がりとなった(通常は午後1時頃納竿)。 港に戻ると船長がイケスの魚を丁寧に絞めてくれる。桟橋では釣果報告と検寸と記念撮影。受け付けで温かいコーヒーが振舞われて終了となった。 この日の釣果は、「3号船」でメジロ13匹、サワラ1匹、竿頭はメジロ3匹。「1号船」ではブリも上がっており、メジロ11匹、サワラも97cm頭に2匹と好釣果だった。これからまだまだ狙える!『魚英』では、「ジギングダービー」も開催中。取材後も出船する度にメジロが上がっている。吉伸船長は「“タチウオパターン”のジギングは、年内は十分に楽しめ、うまくすると1月一杯狙えるかもしれない」と話す。食味には、定評のある“明石沖の青物”。正月用の魚調達に出掛けてみては如何だろう。