粘った甲斐があり、11時を過ぎる頃からイカの活性は徐々に上向き、良型中心に乗りが活発になって来た。しかし、この頃から西風が強まり、時間一杯出来るかどうか微妙な状況になった。海況の悪化に伴ってバラシやオマツリも増えてきた。ただし、「博栄丸」では大船長が上乗り役で乗り込んでいて、オマツリ解きや釣技指導で船内を飛び回っているから安心だ。定刻の午後1時に沖上がりとなったが、釣果はトップで10数杯と残念な結果に終わる。ただ、ほとんどの人が10杯前後は釣っており、それなりの“土産”は確保できた。条件さえよければトップ30~40杯は軽く突破できるものの若干ムラが目立つのが今シーズンの特徴。釣行の際は最新の釣況と天気予報をよく吟味してから出掛けて頂きたい。