後半は記者も竿を出してみることに。オモリが着底したらすぐに竿を立て、1mほどタナを切るので、ゆっくりと竿を下げ、オモリが底に着く感触を掴む。岩や根がオモリに当たるようになったら底スレスレを狙って調整していく。その際、背の高い根が出てきたら、再び竿を立てて探る。そして、スピードをスローに戻した瞬間、一気にアタリが出て良型のカサゴがヒットした!水深が浅い場所だったせいか、強い引きも存分に楽しむことができた。しばらくすると、潮の流れが早くなってきた。この場合、斜めに仕掛けが入るので根掛かりの可能性も高くなるが、上針のエサが底に近くなりアピール力が向上する。チャンスと見て仕掛けを投入すると、なんと良型のダブル釣果。その後、さらに大きなアタリが続く!「大事にね。ゆっくり上げてきていいから」と船長。やりとりの末、船上には見事なホウボウが上がった。嬉しいゲストフィッシュだ。カサゴのアベレージサイズが下がってきたところで、アシカ島付近のポイントに移動した。水深はなんと5m前後。極めてシャロ―なポイントであったが、ここでは入れ喰いタイムあり、大型カワハギが登場するなど大盛況。常連さんも「疲れたので終了!」と笑顔で早上がりとなった。トップは80匹で大半が50匹以上の大釣りで終了。久里浜沖のポテンシャルは凄いの一言。今回乗船したメンバーはベテランが多かったが、カサゴ釣りはビギナーやファミリーでも楽しめるお手軽な釣り物である。今夏、盛り上がり必至の船カサゴ、ぜひチャレンジしていただきたい。