その時の食いや、タチウオのサイズに合わせたハリの号数の選択もさることながら、食いが良くハリを飲み込まれてのハリス切れが多発する場合、ハリのサイズを大きくすることが一つの打開策になる。こんな方法も一興である。それは、12~16号などの太いハリスを持参しハリに結び、30~40cm程継ぎ足して使う方法。“指5本クラス”にハリを飲まれてもハリス切れすることはなく、数本釣ってササクレが目立ったところで結び替えていけば良い。また、餌付けも重要な要素の一つで、皮を丁寧に縫い刺し、ケンで止めることにより、シャクリ続けても海中で形を保ち、タチウオを魅了する。大型ほど釣り味、食味共に最高!冬場のタチウオは夏場のそれよりも大型が多く、当然引き味が良い。その太い胴体をうねらせながら海面に現れたタチウオは妖艶で、“ドラゴン”の称号が似つかわしい。刺し身、塩焼き、煮つけなど、大型ほどその食味も良い高級魚タチウオ。是非このチャンスに出かけて見てはいかがだろう。