高級魚の“五目釣り”を楽しんでいると、船長から「新島あたりで風が出て来て、こちらに吹いてきそうです。波も騒いで来たので12時までで上がります。残り1時間、カンパチ、シマアジ狙いに切り替えます」のアナウンス。10分程の移動で「ネープルス群礁」前の水深35m前後に移動した。間もなく、「来ましたよ」と、餌釣りの原田さん。船長が操舵室から跳んで来てタモを構えた。小ぶりながらも取り込んだのは、正真正銘のシマアジ、40cm弱か。2点掛けだったが1匹はポッチャンしてしまった。原田さんはそのすぐ後にも同サイズを釣り上げた。周りも熱が入ったが、メジナやウメイロが釣れただけで沖上がりの時間になってしまった。カンパチ、シマアジはこれからが本格シーズン!残念ながらカンパチは船中2匹、シマアジは3匹だったが、ウメイロ竿頭40匹等、豪華多彩な“ゲスト”のお土産がクーラーに収まった。高級魚のカンパチやシマアジはこれからが本番!海もナギの多くなる時期、初心者にもベテランにもチャンスだ。「今日もシマアジやカンパチの反応はあったが、仕掛けが入ると魚が怯えて散ってたね。“本番”はこれから。“食い気”モードが出れば入れ食いとなります」と船長は、明るい見通しを立てていた。