この日の竿頭は船中1尾目を獲った津牧さんの18匹。平均7~8匹、オデコ(釣果0)ナシという釣果だが、実はホウボウやシロギスなど様々なゲストフィッシュも上がっていてクーラーボックスは賑やか。みなさん笑顔の帰着となった。とかく“肝パン”“海のフォアグラ”と肝臓の珍味が取り沙汰されるカワハギだが、この時期のカワハギが持つ身の食感と味覚は格別。もちろん、良型を釣れば充分なサイズの肝臓を持っているので、活きている内に血抜きし、締めた後、早めにクーラーへ仕舞う作法さえ気を付ければ、肝和えの滋味を楽しめる。薄造りや湯引きなどの刺身や煮付けはもちろん、唐揚げや塩焼きにしても美味しいので是非お試しを。まだまだ陽射しの衰えない2025年の秋。こまめに水分補給をしながら、釣り味も食味も満たされる、東京湾の豊穣を満喫頂きたい。