ポイントを変更して再スタート。すると同船していた知人の仕掛けに魚がヒットし、ビッグファイトを繰り広げている。引きが強くこれも良型だろうとカメラを用意。時折ラインが出されるほどで、丁寧に時間をかけてやりとりしている。アカアマダイの基本的なポイントよりも水深が浅いことも、この引きの強さに繋がっているのだろう。海面に青白い魚影が見えた。シロアマダイだ。またしても良型が姿を見せた。このタイミングで記者も竿を出してみる。底は柔らかい砂地のフィーリング。着底から誘い上げるとすぐさまヒット。引きは強いが、どことなくアマダイとは異なる印象で、上がったのは「カイワリ」だった。ゲストとはいえ、美味なるターゲットである。右舷ではマハタがヒットし、ここに来てマアジの活性も高まってきた。そして立て続けに竿が曲がる。これは間違いなくアマダイの引きだ。慎重に上げて来ると良型のシロアマダイだった。嬉しさに、笑みがこぼれる。この後、さらに再投入するとシロアマダイを追加することができた。水深がせわしなく変わるので、それに合わせたタナ取りを細かく行う必要があり、それが連続ヒットにつながってくる。この後、同船した釣り人にイトヨリダイもヒットし、船上は賑やかに。最後の最後がすごかった。右舷でのヒットの合図と共に、時間を掛けて取り込まれたのはなんと45cmのシロアマダイ。最高のフィナーレである。後ろ髪を引かれる思いもあったが、ここで沖上がりの時間に。終わってみれば、なんと釣りあげられた魚の大半がシロアマダイという結果であった。“幻”とされてきたシロアマダイ。こんなにも釣れるとは…驚きの釣果であった。本命以外にも高級ゲストフィッシュも狙える上がる田子の浦沖のアマダイ釣り。『鶴丸』では3月までアマダイダービーも開催中。大型アカアマダイも可能性が高いので、この機会に是非チャレンジしていただきたい!